ISO14001の運用が面倒くさいならスリム化コンサルティングを受けてみては
6月23日から2日間、京都で金属加工、金型設計・製造、自動機の設計・開発、製造を営まれている株式会社タイヨーアクリス様のISO14001の定期審査に立ち合いました。
今年が始まってから、従来の面倒で重い仕組みを大幅にスリム化し、運用いただいた結果です。
担当の方からは、こんなに削って審査に通るんだろうか、とのご心配もありましたが、無事審査合格となりました。
ね、通るでしょ!
審査員の方からは、『規格要求事項の本質を見極め、システムを抜本的に再構築された、優れた活動』との評価をいただきました。
正直、このようにすんなり理解をいただけることは稀です。
理解して貰えずに、何とか指摘でもだそうとされる審査員、不真面目だ、取り組みが簡素すぎる・・・色々言われることもあります。
しかし、そんな審査員、審査機関が、企業のISO嫌いを加速させ、返上してしまうきっかけにもなっているのではないかと思います。
今回は、規格要求のスペックのギリギリがどこにあるのかをよく理解されている審査員だからこその評価であり、弊社としても、大変有り難い内容でした。
ISOは、結果を出してなんぼです。
本業の妨げになるなんてもってのほか。
システムのスリム化は、規格を如何に齟齬(そご)なく、事業の実態に当てはめていくか、その最低限へのチャレンジで、本当は、業務効率化なんです。
スリムにした仕組みで、求める成果に結びつける。その為に必要な仕組みを足していけば、筋肉質になります。そのときは無駄な脂肪分ではないはず。
いつまで、面倒くさい無駄なISOを続けますか?
やめてしまいますか?
しかし、・・・続けなきゃいけないならスリムにしてから続けませんか。
お気軽にご相談ください。
ISO9001・14001のスリム化についてはこちらにサービス内容を記載しています。ぜひご覧ください。
https://isocom.co.jp/slim/index.html
今回の記事はいかがでした?
ISO14001の認証取得や更新審査対応は、ぜひ当社のコンサルタントにお任せください!
2016/06/28
ISO9001 2015年度版改正(改訂)対応 内部監査員養成講座
徳島県で金属プレス・オイルシール用金属環の設計・製造をされているティーテック株式会社様に、ISO9001 2015年度版(規格改正・改訂)に対応した内部監査員養成講座を行いました。
社長様を始め、総勢12名のご参加をいただきました。
規格解説、内部監査の計画、実施、ケーススタディを通じた指摘報告書の作成等をご説明しました。
2015年度版の内部監査は、品質の9001,環境の14001共に、基本的には、これまでと要求事項は変わりませんが、第三者機関の審査の方向性からすると、より作業現場、仕事をしている現場で監査をしていくことが大切です。
ルールと実態に違いがあれば、指摘の可能性があり、そのギャップが品質や環境にどの程度影響があるのか、その仕事の発生頻度、組織の管理の余地等で指摘区分が変わってきます。
また、監査に参加すると、他部門の仕事を見る機会にもなり、部署間での情報交換の場所にもなり得ます。『うちの部署ではこんな工夫をしている』など、改善提案はどんどん出して、お互いのいいとこ取りをしていく機会にもなります。
将来の幹部候補生を積極的に内部監査員として育成し、参加させている会社もあります。現場パトロールを監査の一環と位置づけることも可能です。
内部監査は、色々とその本来目的も含めて活用の余地がありますね。
現状の内部監査のあり方にご不満の方、 ISOコムの内部監査員養成講座にご興味のある方はこちらまでお気軽にお問合せください。
参考にご覧下さい。改正の変更点と要求事項。
ISO9001の認証取得支援・運用更新代行
この記事を読んでISO9001の取得を検討してみようと考えている企業のご担当者様、ぜひご連絡ください!弊社でISO9001認証取得やその後の更新作業のコンサルティングをお手伝いしております。
当社のコンサルタントがISO9001について詳しくご説明しています。
2016/06/28
ISO9001 2015年度版 改正(改定)の切り替えのタイミングとは
今日は、三重県の金属加工会社様へISO9001 2015年度版改正(改定)対応のコンサルティングに伺いました。
既に品質マニュアルは完成し、これまでの
2008年度版の仕組みのマネジメントレビューを、2015年度版で行うことによって切り替えていただきました。
同社は、年度末にマネジメントレビューを行うので、新しい年度の最初から2015年度版でのスタートとなります。
さて、どのタイミングで2015年度版の運用を開始スタートさせるか。
①事業年度の最初から
②事業年度の途中から
③毎年の第三者審査が終わってから
など、いろいろなタイミングがありますが、オススメは、
①です。
期の途中又は、審査の後からシステム変更を行い、事業年度開始月から2015年度版の運用開始する。
しかし、実際にはそんなに都合よくはいかず、
以下の要素を考慮して、何とか落とし所を見つけるのが実際です。
事業年度、毎年の審査の時期、システム変更にかける期間、繁忙期、構築スタッフのマンパワーなど。。
弊社では、既にスリム化されたシステムの場合には、3回程度でシステム変更が可能です。
スリム化をご希望の場合には、現状調査、弊社提案と貴社のご意見のすり合わせが必要となります。
システム変更期間としては、3から5ヶ月程度。
その後の2015年度版システム運用機関を凡そ3ヶ月で見ています。
この期間を、事業年度のどこにはめ込んでいくか。
中々悩ましい問題かもしれません。
スリム化の度合いは、スリム化診断。
移行スケジュールについては、工程表をご提案。
現在、いずれも無料で提供しています。
ISO9001の認証取得支援・運用更新代行
この記事を読んでISO9001の取得を検討してみようと考えている企業のご担当者様、ぜひご連絡ください!弊社でISO9001認証取得やその後の更新作業のコンサルティングをお手伝いしております。
当社のコンサルタントがISO9001について詳しくご説明しています。
2016/06/18
ISO9001 2015年版の規格改正による変更点について
今日は、兵庫県神戸市で、中国を始め、アジア諸国向けに金属スクラップなどを輸出されている三祥貿易株式会社様の
ISO9001更新審査に、コンサルタントとして立ち合わせていただきました。
今年で6年目となります。
当初、設計・開発、監視測定機器の管理について、所謂仕様の決定はしておらず、監視測定機器の取扱いもない場合には、通常適用除外となりますが、当時の審査機関の統一見解により、プロセス設計も設計・開発であるという解釈と、監視素規定する機器だけが監視測定するわけではないという解釈の元、両方とも適用させたマネジメントシステムを構築していました。
今後、同社は2015年度版の改正に伴うマネジメントシステムの移行へと進んでいきます。
その上で、①設計・開発、②監視測定機器の管理について、2015年度版では、引き続き適用となるか、除外となるかに
ついて現状の規格解釈から弊社の見解を記してみたいと思います。
① 設計・開発
製品仕様を決定する行為を行い、仕様のトラブルに対して責任を負う場合には、必ず適用する必要があります。一方でプロセス設計を行う場合には(アウトプットとして、QC工程表、業務フロー図、施工計画書等)、現状では適用範囲に入れるかどうかは、組織の判断に委ねられてます。建設会社の施工計画書作成行為がISOでいう設計・開発行為に当たるかどうかは、JABでの議論が継続しており、今後の動向が注目されます。
② 監視機器及び測定機器の管理(監視及び測定ののための資源)
2015年度版では、従来の「機器」に対する要求に加えて、所謂“官能検査”と言われる、外観、臭い、食感等の「人の感覚」で製品の合否判定を行ったり、監視したりする場合には、その「人」自身が適切な判断ができることを管理することが要求となっています。更に範囲を広げると、チェックリストや検査記録用紙など、その帳票自体が正しく製品の合否を判定できる能力があるか、必要な基準が記載されているか等を管理することも可能です。帳票は、文書の見直しを通じて確認する事もできます。
弊社では、審査機関の意見、解釈をコンサル時に考慮に入れて、マネジメントシステムを構築していきますが、
上記①は、これまで通り、仕様決定をしていない場合には適用除外。
②は、人による製品合否判定が有る場合には、追加要求としてシステムに追加していただくようにしています。
ただ過剰な管理にならないように、出来る範囲がどこまでかを、お客様とよく協議する必要がありますね。
ISO9001の認証取得支援・運用更新代行
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当社のコンサルタントがISO9001について詳しくご説明しています。
2016/06/10