【千葉県】タイトなスケジュールの中、FSSC22000を認証。食品安全意識が隅々まで浸透した。
ロイヤル株式会社 工場長、室長、課長、係長
- ――― 今回のコンサルティングはいかがでしたでしょうか。
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■工場長
コンサルさんには一からご指導いただいた。ISO9001は部門長が主体であったが、今回のFSSC22000ではミルヒホフの現場勤務の社員まで参加し、ある意味、食品の安全・安心についてより理解してもらえた。
FSSC22000認証は目的ではあったが、食品・安全をきちっと認識する機会になった。
食品の安全、安心を一から教えてくれて、若いメンバーも参加し、質問形式での講義で、参加者がしっかりと学ぶことができて
良かった。
■課長
ISO9001の基礎はあったが、FSSC22000を学んでいくときにゼロベースで携われたことは結果的によかった。
最初は、直接工場に来ていただいて、各々の質問を丁寧に答えていただき、理解度が深まった。
コロナ禍の影響でオンラインでやりとりしたが、丁寧にご指導いただき、主要メンバー含めて、運用の仕方、帳票の整理が
できた。これからが現場力の維持管理力が必要と思っている。
形骸化させることなくやっていきたい。丁寧にご指導いただき感謝している。
■係長
一番始めからスケジュールがタイトで、計画と事前教育がかみ合わないところがあり、一部のメンバーとコンサルさんで
たびたび議論になることがあった。
危害要因分析で何をするのか、どこまでするのかをもう少しご指導いただけると良かったと思う。
■係長
私に課せられた責任は、FSSC認証をとることなので、非常に感謝している。
スケジュールがタイトだったので、コンサルさんもかなり一所懸命にやらなきゃいけないところであったと思う。
推進メンバー以外にもHACCP講習を受けて、食品安全を考えるきっかけを設けてもらったのはよかった。
2020年4月以降はコロナ禍でコンサルの日程の目処が立たなかったが、こういったオンラインミーティングの提案、マイクスピーカーを貸していただいて遅れを取り戻せた。
オンラインミーティングは、コロナがあったからこういった機会を設けてもらい、活かせたと思う。
工程の危害要因分析の方法について、審査員はマニアックとの感想を持たれていた。
福岡工場で構築中の危害要因分析は、一般的な手法なので、それと同じ手法の危害要因分析を採用した方が良かったと思う。
■室長
東京ミルヒホフ工場と福岡で同じ方法又は手法が理想的という考えがあった。
それぞれの工場のやり方でサイト毎で問題ないと言うことであったので、いま行っているものを変えることなく進めた。
今後は同じ会社なので、方法又は手法を合わせることを考えていかなければならない。
- ――― 今後、弊社の継続支援を要望されますでしょうか。 その場合、どのような支援を望まれますか。
- 自社で運用していく。
- ――― その他、ご意見ご感想があれば何でもお願いします。
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■室長
様々な場面で密にやりとりをさせていただいた。福岡でもコンサルさんとやりとりをしていただいている。
東京ミルヒホフ工場は取得したところ、どううまく運用していくかが課題。
東京ミルヒホフ工場での運用で不具合などあれば分からないことを教えていただきたい。
- ――― 今回のコンサルティングは、10点満点で何点いただけますでしょうか。
- ■工場長 FSSC22000が期限内にとれている。後ろ向きになった人間はいなかった。 10点を出すと、それ以上の進化がなくなってしまうので、9点です。
ただ一方で、時に担当コンサルタントが皆様に厳しい言葉を投げかけてしまうなど、ご不快に思われる発言があり、申しわけありませんでした。
これからは自社で運用されていくとのこと。
FSSC22000は、今回の審査以降は“無通告審査”(2回の定期審査の内の1回)になりますので、いきなり審査員が御社に来られて審査をすることになります。
これは、普段から食品安全の仕組みをしっかり運用していることの証明という、お客様の安心安全に向けた高い付加価値でもあります。
今後は、4M(人、手順、材料、機械など)や作業環境等の変化に都度対応いただきながら、お客様の安心安全に向けたお取組、成果を心より祈念しております。