OHSAS18001
OHSAS18001とは、労働安全衛生マネジメントシステムを構築・運用するために定められた国際規格です。組織とその従業員や関係する第三者の安全・衛生・健康面の管理を行い、職場の業務効率と会社の社会的信頼を向上させることを目的としたマネジメントシステムです。OHSASの読み方は「オーサス」です。
OHSAS認証を取得されている企業様は以下の有効期限までにISO45001認証に移行する必要があります。
OHSAS18001失効日:2021年3月11日
移行の期間はISO45001発行日より3年間で、OHSAS18001は規格発行日より3年後の2021年3月11日廃止されることにより認証が無効となりますのでご注意ください。
当社ではOHSAS終了にともなうISO45001への移行をサポートしています!ぜひご連絡ください。
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OHSASを構築するメリット
作業を通じて、起こる可能性のあるトラブルの発生リスクを特定し、予防的な管理を講じることにより、怪我や病気を予防することができ、作業安全管理のレベルが向上します。
②従業員も日常的に作業場の危険を予測し、予防対策を打つことが定着しますので、安心して働くことができ、作業効率も上がります。
③労災保険料や労災対応のコストが低減できるなど効果も期待できます。
④特に、工事現場などは、何よりも作業者の安全が第一であり、安全管理強化の仕組みが構築、運用されていることにより、顧客や周辺住民の方への安心感を得ることが出来、結果としてビジネスにも好影響が出ることが期待されます。
OHSASに関するよくあるご質問
- Q OHSAS18001とOHSMSの違いは?
- OHSAS18001は、ISO規格にはなっていませんが、労働安全衛生マネジメントシステムに関して、広く採用されている規格です。一方、OHSMSは、労働安全衛生マネジメントシステムの略称です。 OHSAS 18001は各種OHSMS内の1規格という位置付けになります。
- Q 死亡事故が発生した場合に認証できますか。
- 事業者が、労働安全衛生法や、これに基づく命令に違反して罰金以上の刑に処せられ、その執行が終了してから2年を経過していない場合には、欠格事項に該当し、認定を受けられません。これに該当しなければ、死亡災害が発生したというだけで認定を受けられないということはありません。 ただし、その労働災害に関連してOSHMSの運用に問題がなかったかどうかを慎重に審査することになります。
- Q JISHA方式適格OSHMS基準とOHSAS18001とでは、どのような違いがありますか。
- 「適格基準」とOHSASの内容は、マネジメントシステムの要求事項にほとんど差異はありませんが、 以下の共通部分と相違部分があります。
- ■主な共通箇所
(1)組織の経営層が安全衛生方針を表明すること
(2)リスクアセスメントによる危険作業のリスク管理や法規制要求事項の特定を行う
(3)労働安全に関する目標及び計画を、PDCAサイクルに沿って運用し、継続的な改善を図る
(4)労働災害の発生原因を調査し、分析し、問題点の是正・改善策を講じる
(5)システムの運用に労働者が参画し、また、関係請負人等にも情報提供を行うこと - ■相違箇所
(1)危険予知活動(KY活動)、4S(整理、整頓、清潔、清掃)活動、ヒヤリハット活動などの実施が要求事項にある
(2)OSHMSの運用による効果についての要求事項がある
(3)労働安全衛生法の規定に対応している要求事項や、実施すべきことがより具体的に規定されている要求事項が一部にある