【大阪府】回答は、わかりやすくて的確にこちらの意図を理解して答えていただけた。

――― 今回のコンサルティングはいかがでしたでしょうか。

Ｏ様：まず、ＩＳＯ９００１のシステム構築や運用を、我々自身でやっていくというスタンスの中で、コンサルさんには、ＩＳＯ９００１の解釈や効果的な適用方法を中心にサポートしてもらいました。
我々ができることは我々でやって、結構勉強しながら、資料の作成・レビュー、ミーティングなどを一通り実施し、その上で出てきた疑問を、コンサルの方に補完していただいたイメージが強いですね。
我々でも事前にＩＳＯ９００１の規格用語をある程度勉強していましたので、コンサルに入ってもらってからもスムーズに進めていけたと思います。
特に、適用範囲をどうするかをコンサルさんにはよく理解いただいた上で、入ってもらえたのが良かったです。
悩みとしては、当社は、大手顧客の事業所内で働くメンバーが多く、第三者審査の際に、その顧客との契約上のセキュリティ面で、遂行した業務結果の証跡を提示できない可能性があり、とても懸念していました。
その辺は、事前に出せる範囲の証跡を提示し、口頭での回答も証跡になること等も教えていただき、審査機関を選定する際に都度確認をとっていたので安心して進められました。
審査では、『結構レベルが高く良いですね！』と褒めてもらいました。
また、その審査で”事業部間の「知識」の共有面で改善が必要”という指摘がありましたが、コンサルさんにはすぐに対応していただき、スムーズに対策が進められ、認証に至りました。
こちらからの質問への対応については、コンサルさんが大変お忙しいので、少し時間がかかったこともありますが、回答は確実でわかりやすくて的確で、こちらの意図を理解して答えていただけたと思います。

――― 当初の課題については、解決できましたでしょうか。 或いは今後、解決できる見込みはたちましたでしょうか。

Ｏ様：品質管理部でも旗振りをして品質面を更に強化して社会的な評価を上げていきたいです。
文書やマニュアル類は整いましたが、比較的規模の小さな案件をやっている部隊が、計画事に決めた運用の対応に苦労しているところを重点的に推進しています。
負担をかけない開発計画の管理表を運用して、後で振り返りが出来るように推進していっています。
大手は顧客の計画がしっかりしており、順守すればよいですが、そうでない場合には、我々が主体的に管理していく必要があります。
この辺りは繰り返しやって知識を蓄積し品質を守ってスリム化していくしかないと思います。
ということで、請負契約の場合の管理コストの削減が今後の重点課題です。

――― 社内工数、時間はどの程度費やしましたでしょうか？

Ｏ様：事務局がトータルで２０人月程度、その他ＱＭＳ委員の対応が５～６人月程度。
各部の指導、フォローを行い、内部監査はＱＭＳ委員で手分けして実施しました。
コンサルさんのサポートにより手戻りが少なく工数を抑えることができました。

――― 今後、弊社の継続支援を要望されますでしょうか。 その場合、どのような支援を望まれますか。

Ｏ様：コンサルさんの支援のもと、運用、改善の方向性がみえ、これからは自社で推進していきたいと思っています。

――― その他、ご意見ご感想があれば何でもお願いします。

Ｔ様：他の企業でＩＳＯ９００１の認証をとった経験があり、当社でのＩＳＯ９００１認証取得で過去の経験を生かす事を考えておりましたが、前の会社の形でＩＳＯ９００１を理解していましたので考えが凝り固まっていました。幅広い観点でこの会社に合った形の仕組みをコンサルしていただき大変良かったと思います。

――― 今回のコンサルティングは、10点満点で何点いただけますでしょうか。

O様　８～９点　自分たちでISO9001を認証する意図の中、そのサポートをしてもらったということです。 T様　８点