【東京都,神奈川県,栃木県他】ISO9001のやらなくていいところをそいでいただいて、やるべきルールにしていただいた。
株式会社酒井新 総務部長 関根 淳
- ――― コンサルティングの進め方
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ISO9001の2008年度版の時は、震災を挟んだので構築するのに自社で1年半かかったが、今回のISO9001:2015ではずいぶん
コンパクトにやっていただけた。
規格の変更点をわかりやすくご説明いただいた。
- ――― 業務に沿ったスリムなシステムになりましたでしょうか
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スリム化を通じて、やらなくていいところをそいでいただいて、やるべきルールにして
いただいた。審査時にも特に不足分を指摘されることがなく良かった。
マニュアル自体は、当初ずいぶん厚いと思っていた。ISO9001のために作っていた書類を
元々の業務から当てはめをしてもらい、減らせることが出来た。
会議の議事録やクレームや生産実績データなどをそのまま使えるようにし、データ分析
などの二度手間が減った。
ISO9001の為の書類は相当スリム化でき、実務のものを転用できた。利益につながる
ための絡めたところなど、ずいぶん改善できた。
今までの実務の中でこういう取り組み方があるのか、こういう手法があるのかなどは
ちょっと違和感はある。
顧客からISOを要求されているからとるという要因は非常に大きい。
自動車会社ですら、ISOふーん、って感じ。ISOの物の考え方を使うと実務の
よい視点が・・・。自動車業界なのでISOをとったとしても不具合を出せば、
顧客からの指摘が10~15年前から厳しくなっている。
ISO9001の手法と言うよりも我々が顧客要求に対応している中で既に対応していることが
多いと感じる。
- ――― その他、忌憚(きたん)のないご感想、改善して欲しいところ、今後のご要望をお願いいたします。
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2008年度版から極端に変わっているわけではなく、2015年版審査でも違和感は
感じなかった。審査員も以前と同じ方なので、当社をよくご存じでだめだねとか
直した方がいいね、というものは口頭で、内部監査の項目の細項目まで監査した方が
いいという指摘をもらった。
また、自動車部品を製造されてる中、お客様からの要求は、ISO9001よりもずっと厳しいものですので、特にISO9001で要求されなくても、かつてから対応されていた部分も多いことはその通りですね。
その中で、可能な限り、ISO9001に関わる文書、記録類を本来業務を基に、本当に必要なものを徹底的に見直しをかけ、随分スリム化され、且つ利益につながるシステムになり、規格の変更点についてもわかりやすかったとの喜びのお声をいただけたことは、弊社にとって嬉しい限りです。
審査員の方から、内部監査の細項目まで監査した方がよい、という改善のご指摘については、顧客要求を踏まえて、実務に即した箇所を含めていれば、審査、お客様共に満足いただけると思います。