ISO9001 14001 2015年度版 内部監査のポイント 内部監査員養成講座 大阪市
投稿日:2016年5月19日 最終更新日:2024年8月5日
今日は、大阪市で以下の事業を営まれている、アサヒコーポレーション株式会社様で、
ISO9001、14001 の、2015年度版対応の内部監査員養成講座 1日コースを行いました。
通関業・倉庫業(保税蔵置場)・陸運業・港湾荷役業・不要プラスチック売買業・公認計量業・クラッシング加工業・産業廃棄物収集運搬業・産業廃棄物中間処理業・資源リサイクル業(廃プラスチック類、がれき類、鉱さい、木くず、ガラスくず、金属くず)
同社は、新規認証時に、弊社でシステム構築のお手伝いをさせていただきました。
ISO9001の2015年度版改正(改定)への切替は自社でされ、その際の、内部監査員の養成をご依頼いただきました。
参加者の皆さまの顔ぶれは多少変わりましたが、
和やかな社風はこれまでどおりでした。
さて、
ISO9001と、14001が2015年度版に改正(改定)されたことを受けて、
内部監査はこれまでと何が変わるのでしょうか?
実際には、内部監査に関する規格要求自体は、これまでとほとんど変わりません。
根本的には、内部監査以外の規格要求が変わることによって、
監査がこれまでの書類中心から、作業現場中心へ。
記録確認からヒアリング、現場観察へと大きく変わります。
これは、第三者審査も同じです。
記録や文書要求が少なくなったことは、一見規格が優しくなったに見えますが、
実は、書類で体裁を整えることが出来なくなったとも言えます。
作業手順通りに仕事しているかは、
記録だけでなく、実際の作業を手順や基準を見ながら監査する。
緊急事態への対応は、訓練記録があればいいのではなく、
・発生したら初期対応はどうするのか、
・避難場所はどこか、避難経路は実際に通れるのか(以前、階段に資材が置かれて通れない、という他社事例もありました)
・連絡方法や、連絡先は何を見ればいいのか、実際に連絡できるのか(連絡先の変更がある場合もありますね)
ヒアリングした際に、何も見ずに即答できるのか、など、
『実際にはどうか』を実地で確認していく場面が増えます。
成果を出すシステムを作ることが、規格要求です。
その点では、システムのチェック機能である内部監査は、とても大切です。
監査側も監査を受ける側も、会社の経費を使って監査に参加するわけですから、
その経費を回収する、成果を出すという意気込みで参加いただきたいと思います。
成果、とは、『指摘による業務やシステムの改善』の結果になります。
再発防止や修正処置を要求する指摘をいかに出すか。
品質ISOでは、顧客視点
環境ISOでは、地球環境、近隣環境の視点
そして、利害関係者の視点でジャッジすることが大切です。
今日は、4つほどのケーススタディを参加者の皆さんと協議しました。
これからは、実地を重ねて、会社がもっとよくなるように、
少し微笑みながら、淡々と指摘して、システム改善に役立てていただきたいと思います。
いかがでしょうか。
内部監査員養成講座にご興味のある方は、
*ISOコム株式会社お問合せ窓口* 0120-549-330
当社ISOコム株式会社は各種ISOの新規取得や更新の際のサポートを行っているコンサルタント会社です。
ベテランのコンサルタントが親切丁寧にサポートしますので、気になる方はぜひご連絡下さい。
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