ISO9001 14001 2015年度版 内部監査のポイント 内部監査員養成講座 大阪市
2016年5月19日
今日は、大阪市で以下の事業を営まれている、アサヒコーポレーション株式会社様で、
ISO9001、14001 2015年度版対応の内部監査員養成講座 1日コースを行いました。
通関業・倉庫業(保税蔵置場)・陸運業・港湾荷役業・不要プラスチック売買業・公認計量業・クラッシング加工業・産業廃棄物収集運搬業・産業廃棄物中間処理業・資源リサイクル業(廃プラスチック類、がれき類、鉱さい、木くず、ガラスくず、金属くず)
同社は、新規認証時に弊社でシステム構築のお手伝いをさせていただきましたが、今回の2015年度版改正(改定)への切替は自社でされ、内部監査員の養成をご依頼いただきました。
参加者の皆さまの顔ぶれは多少変わりましたが、和やかな社風はこれまでどおりでした。
さて、ISO9001と、14001が2015年度版に改正(改定)されたことを受けて、内部監査はこれまでと何が変わるのか。
内部監査に関する規格要求自体は、これまでとほとんど変わりません。
根本的には、内部監査以外の規格要求が変わることによって、監査がこれまでの書類中心から、作業現場中心へ。
記録確認からヒアリング、現場観察へと大きく変わります。
これは、第三者審査も同じです。
記録や文書要求が少なくなったことは、一見規格が優しくなったに見えますが、実は、書類で体裁を整えることが出来なくなったとも言えます。
作業手順通りに仕事しているかは、記録だけでなく、実際の作業を手順や基準を見ながら監査する。
緊急事態への対応は、訓練記録があればいいのではなく、発生したら初期対応はどうするのか、避難場所はどこか、連絡はどうするのか、ヒアリングした際に、何も見ずに即答できるのか、など、
『実際にはどうか』
を実地で確認していく場面が増えます。
成果を出すシステムを作ることが規格要求ですので、システムチェック機能である内部監査はとても大切で、監査側も受ける側も、会社の経費を使って監査に参加するわけですから、経費を回収する、成果を出す必要があります。
成果、とは、『指摘による業務やシステムの改善』その結果、成果につながっていきます。
再発防止や修正処置を要求する指摘をいかに出すか。
品質ISOでは、顧客視点
環境ISOでは、地球環境、近隣環境の視点
そして、利害関係者の視点でジャッジすることが大切です。
今日は、4つほどのケーススタディを参加者の皆さんと協議しました。
これからは、実地を重ねて、会社がもっとよくなるように、少し微笑みながら、淡々と指摘して、システム改善に役立てていただきたいと思います。
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