ISO9001・14001の負担を1/10に!文書も仕事もスリム化を実現

社長 鶴見修平様、 総務部・営業部 部長 平馬様、 技術部 課長 大江様、 亀山工場長 柴田様
- ――― コンサルの全体的なご感想
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■亀山工場長 柴田様
管理責任者の立場として、今回の目的であったマニュアルの一本化による大幅な文書削減がしっかりと達成できました。
ISOコムのコンサルタントの方に各帳票の必要事項を丁寧に見直していただき、不要な記録や業務を削減することで、
シンプルで運用しやすい仕組みに改善することができました。文書面では、規定を整理し、基準についても必要なものだけを明確に残しました。
帳票の見直しは全てに及びませんでしたが、会社全体の主要部分についてはサンプルをもとに一から作り込み、不要な箇所を削除しました。
また、リスク・機会や環境側面といった運用面で課題があった部分も、一から見直すことで非常にやりやすくなりました。その結果、ISO審査時の説明もスムーズに行えるようになり、審査員からも「スリム化がよくできている」と高い評価をいただきました。
工場としても、外部からの教育という意味で大変良い機会になり、社員の学びや意識向上にもつながりました。
前回の審査は非常にスムーズに進み、世代交代を含めて大きな節目となる有意義な取り組みになりました。■総務部・営業部 部長 平馬様
リスク・機会に関する内容がより明確になり、社内での説明や共有がとても行いやすくなりました。
また、教育の評価方法についても、実務に即した形に見直すことができ、運用に納得感が生まれました。
前回の審査もスムーズに進行し、安心して対応することができました。
ISOコムのコンサルタントの方のご支援により、社内の理解が深まり、改善の方向性が明確になったと感じています。■技術部 課長 大江様
技術部では、主に開発関連の書類の簡素化を中心に進めました。
以前は書類の量が多く、大規模な組織向けの内容であったため、当社のような中規模体制では運用が難しい部分もありました。
ISOコムのコンサルタントの方のサポートにより、必要な内容を残しながらも、現場で運用しやすい実践的な仕組みに改善することができました。審査でも特に問題なく、スリム化した内容を今後も継続して活用していく予定です。
ISO9001・ISO14001コンサルを通じて、業務の効率化と理解度の向上が実現できたと感じています。■代表取締役社長 鶴見 修平 様
私は直接の運用には関わっていませんが、柴田から見せてもらったISO関連文書を見て驚きました。
以前に比べて文書量が約1/7〜1/10にまで削減されており、内容の確認や理解が非常にしやすくなっていました。
経営者としても、マニュアルが簡潔になったことで全体像を把握しやすくなり、とても助かっています。これまで工場ではISO審査の準備に多くの時間がかかっていましたが、今回のISO9001・ISO14001コンサルによるシステムスリム化支援で現場の負担が大幅に軽減されました。
また、若い世代が中心となってISO運用を引き継ぐことができ、世代交代の推進にもつながったと感じています。
- ――― スリム化のご感想・手応え
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■亀山工場長 柴田様
今回のISO9001・ISO14001のシステムスリム化支援では、明確なビフォーアフターを実感しています。
まず、従来の規定に多くの事項が記載されていましたが、それらを精査し、必要な要素をマニュアルに集約しました。
特に工場関連の書類については、製造に必要な標準や基準を中心に再構成し、『不要な文書を大幅に削減』できました。
結果として、規定の大部分を廃止し、必要事項をマニュアル内に統合することで、全体の構成が非常にシンプルになりました。帳票については、書き方を帳票自体に盛り込み、Excel形式で統一。
記入例を別シートで作成し、誰が見ても理解しやすいよう工夫しました。
この取り組みにより、『物理的な文書量が大幅に削減されただけでなく、運用のわかりやすさが飛躍的に向上』しました。
マニュアルから帳票へと形を変えたことで、『次世代の担当者にとっても理解しやすく、引き継ぎや教育が容易になった』と感じています。また、ISO9001よりもISO14001のスリム化効果が特に大きかった印象があります。
ISO9001では文書見直しを中心に進め、マニュアルから帳票化することで『業務効率が向上』しました。
一方でISO14001では、手順や基準が複雑化していたため、ISOコムのコンサルタントの方にご提案いただき、
順守評価や環境側面の管理を見直しました。従来は環境側面を管理する帳票が5つありましたが、内容を整理して1枚のシートで著しい環境側面まで特定できる仕組みに改善できました。
この変更により、『運用が非常にスリムで効率的になりました。』さらに、今回の審査では、ほとんどの場面で紙の書類を提示することなく、Excelデータを画面共有して審査を実施しました。
製造部門および管理責任者の審査でも紙の提示は不要で、スムーズに進行しました。
今後は、印鑑運用の見直しなども含めて、よりデジタル化されたISO運用を目指していきたいと考えています。
- ――― スリム化にかけた工数・時間(目安)
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■亀山工場長 柴田様
全体として、およそ10日間・約80時間程度の工数をかけてスリム化に取り組みました。
内容としては、規定や文書の見直し、チェック、指示などを含む全般的な作業です。各部門の担当者については、一人あたりおよそ10時間程度を目安に、担当範囲の帳票の見直しや修正作業を行いました。
ISOコムのコンサルタントの方の的確なサポートがあったことで、優先順位を明確にしながら効率よく進めることができ、
『限られた時間でも十分な成果を得られた』と感じています。また、満足度調査の項目や評価基準の見直しも実施しましたが、こちらは比較的短時間で完了しました。
全体を通じて、ISO9001・ISO14001コンサルによるシステムスリム化支援の進行が非常にスムーズで、
『社内の負担も少なく済み』ました。■技術部 課長 大江様
技術部では、松浦部門長が中心となってスリム化を進めました。
私自身も全体の確認や調整を含めて、およそ10時間程度の時間をかけて対応しました。
ISOコムのコンサルタントの方のご指導により、『必要な部分を的確に整理でき、効率的に進行できた』と感じています。短い時間の中でもしっかりと成果を実感でき、業務への支障も少なく、非常に有意義な取り組みとなりました。
- ――― 削減できたと感じる時間の程度
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v総務・営業部 部長 平馬様
これまで行っていた業務は、もともと必要最低限の内容であったため、作業時間自体に大きな変化はありませんでした。
ただし、今回のISO9001・ISO14001コンサルティングによるシステムスリム化支援を通じて、
文書や帳票の整理が進んだことで、作業手順がより明確になり、管理負担を感じにくくなりました。年度調査やお客様満足度調査なども、以前よりもスムーズに進められるようになり、『全体的な流れが軽くなった』印象があります。
■技術部 課長 大江様
技術部では、特に開発関連の帳票が多く、以前は作成に時間を要していました。
今回のISOコムのコンサルタントの方による支援で帳票が簡素化され、小規模開発プロセスにおいてもスムーズに回せるようになりました。これにより、『作成にかかる時間が大幅に削減』され、『同じ時間でもより有効な成果を得られるようになった』と感じています。
文書作成に追われることが減り、『本来の開発業務に集中できる環境が整い』ました。■亀山工場長 柴田様
工場では、一部の帳票を削減したことで作業効率は向上しましたが、現場作業自体には大きな変化はありませんでした。
しかし、管理面では非常に効果を感じています。これまではISO審査前になると準備に追われていましたが、
ISOコムのコンサルタントの方のご指導で年間の実施事項を明確に分担できるようになり、慌ただしさが解消されました。
その結果、審査前のバタつきがなくなり、今後はより『落ち着いて審査を迎えられるようになった』と実感しています。
- ――― 今後の運用
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■亀山工場長 柴田様
今後については、ISO9001の2026年度版改定への対応が大きなポイントになると考えています。
改定の動きが近づいていることもあり、スムーズに移行できるよう、最新情報の整理や必要な対応の準備を進めたいと思っています。その際には、引き続きISOコムのコンサルタントの方のご支援をお願いしたいと考えています。
- ――― 担当コンサルタントへのメッセージ
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■亀山工場長 柴田様
ありがとうございました。
今後のご活躍をお祈りしております。■技術部 課長 大江様
ありがとうございました。
■総務・営業部 部長 平馬様
ありがとうございました。






このたびは、ISO9001・ISO14001のシステムスリム化支援において、ダイシン工業株式会社の皆様に多大なるご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
今回のプロジェクトでは、長年の運用で積み重なった文書体系を根本から見直し、
マニュアルの一本化や帳票の簡素化を通じて、より実務に即した仕組みづくりを目指しました。
各部門の皆様が主体的にご参加くださり、全社的な協力体制のもとでスリム化が実現できたことは、
まさに御社の組織力と前向きな姿勢の賜物です。
亀山工場長の柴田様には、管理責任者として中心的な役割を担っていただき、
マニュアル・帳票の一本化やリスク・機会の整理など、全体最適の実現にご尽力いただきました。
また、平馬様には教育・評価・リスク管理の明確化において実務的な改善を推進していただき、大江様には開発書類の簡素化という難しいテーマに真正面から取り組んでいただきました。
さらに、鶴見社長様からは経営者の視点で文書削減の効果を実感いただき、若い世代への継承の意義をお認めいただいたことが、プロジェクトの大きな支えとなりました。
その結果、文書量は従来の約1/7〜1/10にまで削減され、審査対応の効率化や社員の理解促進、次世代へのスムーズな引き継ぎにつながる仕組みが整いました。
また、審査時には紙書類をほとんど使用せず、Excelベースでのデータ共有によるデジタル化も実現されました。
まさに、ISOコンサルティングにおける「シンプル・わかりやすい・持続可能な仕組みづくり」の好事例として、
多くの学びと成果を残してくださいました。
今後は、2026年度のISO9001改定が2026年の秋頃に控えております。
これまでのスリム化の取り組みが、確実にその対応を支える土台になると確信しております。
ISOコムは、今後も御社の発展と現場のさらなる効率化を全力でサポートしてまいります。
改めまして、今回のご協力と信頼に心より感謝申し上げるとともに、貴社の益々ご繁栄と、社員の皆様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。