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ISOコム通信

ISO9001の内部監査におけるポイント

2018年6月5日

【この記事の執筆者】柏木博

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こんにちは。 ISOコム マネジメントシステムコンサルタントの柏木 博です。

今回は、ISO9001における内部監査のポイントについて、お話ししたいと思います。

 

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ISO9001の内部監査では3つの情報の収集が求められている

ISO9001では、内部監査により次の三つの情報を収集することが

求められています。

 

・QMSが規格(JIS Q 9001:2015改訂版)の要求事項に適合している。

・QMSに関して、組織自体が定めた要求事項に適合している。

・QMSが有効に実施され、維持されている。

 

最初の要求事項はわかりやすいと思います。

自分たちが運用しているQMSが規格(JIS Q 9001:2015改訂版)の要求事項にマッチして

いるかどうかについて確認し、その結果を情報としてまとめることになります。

 

二つ目は、自分で定めた要求事項への適合性についての監査が対象です。

ここで、“自分で定めた要求事項”とは、規格と無関係な要求事項のことを指しているわけでは

ありません。

勿論、規格は要求していないけれども、業務の運用上の必要性その他の理由により、

自分たちで“何を”実施するかを定めたルールもあります。

 

しかしながら、規格ではQMSについて“何を”しなければならないかしか要求されていません

ので、この要求事項を“どのように”実施するか、“どの程度”まで実施するかなどについては、

自分たちで決めていく必要があります。

 

これがISO9001の内部監査対象となる“自分で定めた要求事項”の主要部分となります。

即ち、規格の要求事項に対して、“どのように”実施するか、“どの程度”まで実施するのかが、

自分たちの決めた通りに出来ているかどうかについての情報を収集することが求められて

います。

 

三つ目の要求事項については、用語として“有効性(effectiveness)”が定義されているので、

QMSの有効性についての情報収集が求められているようにも思われます。

 

しかし、定義されていない用語については辞書とおりに理解すればよいことになっています

ので、“有効に(effectively)” については“有効に、効果的に、効率的に”との理解でよい

でしょう。

 

従って、ここではQMSが何らかの目的達成に向けて効果的に運用され、維持されているかに

ついての情報を収集することになります。

 

内部監査の質問例はこちら

 

組織自体が定めた要求事項への適合が最も重要なポイント

ISO9001の求める内部監査の目的は以上ですが、

規格の表現上は“組織自体が定めた要求事項への適合”が一番目に、“規格の要求事項への

適合”が二番目の順番になっています。

 

このことは、内部監査では“組織自体が定めた要求事項への適合”への情報収集が重要である

ことを示しています。

 

“組織自体が定めた要求事項”が“規格の要求事項”を“どのように”実施するか、“どの程度”まで

実施するかに関するものであれば、自ずと“組織自体が定めた要求事項への適合”が“規格の

要求事項への適合”に繋がるからです。

 

ISO9001品質マネジメントシステムの認証を取得している場合には、QMSが“規格の要求事項に

適合”していることについては登録機関が審査をしてくれます。

 

しかし、登録機関の審査では、QMSが“組織自体が定めた要求事項に適合”していることの

審査までは手がまわり兼ねます。

 

このような背景もあり、ISO9001の内部監査では“組織自体が定めた要求事項に適合”していることに

注力して監査を実施することが勧められます。

 

以上のように、内部監査ではQMSの目的を達成するために“規格の要求事項”を“どのように

”やっているのか、“どの程度”までやっているのかを確認することが重要です。

 

このためには、まず、各部門で業務の実施方法(手順)を内部監査員が監査のときに

理解できるように明確に定めておくことが必要となります。

 

そして、監査員の力量としては、監査対象部門の業務内容が理解できること、業務改善提案が

出来ることなどが求められます。

これにより、業務自体が定めたルールに則って実施しているかどうかが確認できると共に、

業務自体の改善に係る提案が期待できます。

 

内部監査を、是非、QMSの目的達成状況の測定と共に、業務改善のツールのひとつとして

使用することをお勧めいたします。

 

以上、本日はISO9001内部監査のポイントについてお話ししました。

 

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