ISO14001認証とは何か、わかりやすく簡単に説明
2018年4月17日
こんにちは。ISOコム マネジメントコンサルタントの亀田 昭子です。
「ISO14001とは何か」について、わかりやすく簡単に説明してみたいと思います。
ISO14001とは正式名称「環境マネジメントシステム-要求事項及び利用の手引き」の要求事項であり、
「この規格の目的は、社会経済的ニーズとバランスを取りながら、環境を保護し、変化する環境状態に対応するための枠組みを組織に提供する」ものとISO14001 0.2章「環境マネジメントシステムの狙い」に記載されています。
最初に、なぜ環境問題を考えていかなければならないのか、地球に何が起こっているか、について
考えてみましょう。
ちなみに、ISO14001の読み方は(アイエスオーイチマンヨンセンイチ)です。
環境マネジメントシステムを略して「EMS」と呼ばれたりもします。
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地球の環境問題からISO14001認証は始まっている
世界の人口は急増しており、国連の予想では、2050年には、97億人くらいになるだろうと言われています。
しかし、地球に住める人は、75億人くらいまでとも言われ、人口が増加し、ライフスタイルが
変化したことにより、資源やエネルギーを大量消費し、無限と思われた資源やエネルギーが減少し、
大気汚染など引き起こし、地球環境が悪化してきています。
これは、1972年に「成長の限界」としてローマクラブにより発表され、人口、資源、経済成長の
有限性を指摘したものです。
現在、地球問題として、地球温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨、熱帯林の破壊、砂漠化の拡大・進行、野生動物種の減少など、様々な問題が発生し、我々の生活を脅かしています。
地球環境問題に関して、国際的にも国内も様々な取組みが行われていますが、その取組みの一つとして、1996年9月にISO14001が発行されました。
ISO14001は、1992年に英国で発表された環境マネジメントシステム規格BS7750(1994年1月に発行)と1993年7月に施行されたEMAS(環境マネジメント・監査制度)等を考慮し、作成、日本では、1996年10月にJIS Q14001が制定されました。
ISO14001環境マネジメントシステムは経営者が環境保護に対する方針や目標を達成するための仕組み
ISO14001では、環境マネジメントシステムに対する要求事項(80の”shall”(しなければならない)が
記載され、認証審査の基準として使われます。
環境マネジメントシステム(EMS)は、経営者がISO14001を活用し、設定した方針・目標を効果的に
達成していくための仕組みになります。
世界自然保全戦略(1980年)で用いられた「持続可能な発展(Sustainable Development)」という言葉は、
環境と経済の持続的両立を求める概念であり、ISO14001は、持続可能な発展を目指し、
資源を効率的に活用し、循環型社会を形成しようという取組みを経営の一環として取り組むための要求事項となります。
経営者はISO14001を取り入れて環境にやさしい企業を目指すべき
ISO14001を適用することは、環境リスクの低減のためのマネジメントを行い、環境改善を通じて
利益を上げ、企業の存在価値を高めることにもつながっていくと思います。
4月の真夏日、降雪、ゲリラ豪雨など異常気象、オゾン層破壊による皮膚がん、PM2.5による大気汚染など
多くの環境問題が毎日のように報道されています。
これからも企業として成長していくために持続可能な発展、循環型社会を考えるために環境保護に
取り組む時ではないでしょうか。
ISO14001の考え方を取り入れて、環境にやさしい企業を目指していく時だと思います。
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以上、今回もISO14001については当社のコンサルタントが解説しました。
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