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ISOコム通信

ISO9001と14001を統合すべきか。そのメリットとは?

投稿日:2018年10月31日  最終更新日:2023年5月12日

【この記事の執筆者】芝田有輝

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こんにちは。 ISOコム マネジメントコンサルタントの芝田有輝です。

この度は、ISOコム通信にアクセスいただき、誠にありがとうございます。

 

さて、今回のテーマは、

『ISO9001と14001を統合すべきか』

を考えたいと思います。

 

結論から言いますと、間違いなく統合すべきです。

では皆様、ごきげんよう。

…ではなく、真面目にお伝えいたします。

 

 統合の考え方

ISO9001、14001は、2015年10月に改訂され発行していますが、 付属書SLという、プラットホームのような、ISO規格の共通部分を持っており、

品質要求を加えて9001

環境要求を加えて14001

を作っています。

つまり、 プラットホームに品質と環境の要求を合わせて、マネジメントシステムを作ればいいわけです。 まぁ、プラットホームは共通でも、9001、14001で一部わずかな誤差はあるのですが、大した違いはありません 。

9001と14001の規格表の条項を並べてみると、一目瞭然です。

 

 統合のメリット

①業務効率化になる!

特に、審査を意識してISOのルールに基づく業務をしていた場合には、統合による業務効率化が図れます。よって、内部経費の節約になります。

②審査費用が安くなる!

複合で審査を受ければ、9001と14001の重複分の審査工数が削減され、費用も安くなります。(普通は)

③審査が一回で済む!

面倒な審査がこれまで2回だったのが1回で済みます。

まあ、9001と14001が合わさるので、バラバラの時より一回の審査負担は増えますが、
それでも一回で済む方が助かる!という声をよく聞きます。

 

統合のデメリット

①責任権限の調整

品質と環境の審査のための管理責任者や事務局を部門で分けていた場合、調整が必要になります。

②1回の審査負担が重くなる

これまで間隔を空けて審査を受けていた場合、一気に1.7から1.8倍くらいのボリュームの
審査を受けることになるので、その分一時期に負荷がかかります。

 

統合マニュアルの作り方

さて、ここから実践へ向けての考え方をお伝えしますね。

基本ベースは9001を軸にすると良いでしょう。

14001は、 4章、5章、7章は、9001とほぼ同じ。

6章は、従来要求が引き継がれ、環境側面の洗い出し、決定、環境目標への落とし込み。

8章は、委託先、調達先、製品サービスの環境配慮情報伝達、緊急事態対応を設定。

9章は、9.1.1要求は9001と同じなので、同じ考えでモニタリング基準を設定。

内部監査は、計画書、チェックリスト、指摘帳票、報告書を統合し、一緒に行いましょう。

10章は、マネジメントレビューですが、ここも記録の統一をして、インプット、アウトプットを同じ記録に書けるようにしましょう。

少し大雑把な説明になりましたが、大凡のニュアンスで言いますと、以上の考え方でISO9001、14001の統合はできます。

 

まとめ

業務効率化、コストメリットも大きいISO9001と14001の統合。

あなたの会社も、すぐにでも取りかからなければ損をするのではないでしょうか。

 

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ISO9001/14001:2015統合マニュアルのポイント

 

最後までISOコム通信を読んでいただきまして、ありがとうございました。

ISOコム マネジメントコンサルタント 芝田 有輝

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