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ISOコム通信

ISO9001維持審査で必要なこと(サーベイランス審査の内容)

2019年4月23日

【この記事の執筆者】柏木博

サーベイランス審査のポイント解説

こんにちは。ISOコム マネジメントコンサルタントの柏木 博です。

今回は、ISO9001の維持審査についてお話ししますね。

 

ISO9001(QMS)の認証をとろうとすると、その要求に合った仕組みを作り、仕組み(ルール)通りに仕事した後、審査会社から、2回の審査を受けて、合格、認証となります。

1回合格になったからといってもずっと有効なものではなく、3年間の有効期間が設けられており、毎年定期的に審査(サーベイランス審査といいます)を受けて認証を維持することが重要です。

 

まずは、このサーベイランス審査の内容や目的と、認証会社がISO9001の認証を維持するために取るべき対応についてお話します。

 

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サーベイランス審査の目的とは?

審査機関に対しては、審査を受けた会社が『ISO9001の要求を満足し続けていること』を実証することが、JIS Q 17021という規格で決まっています。

サーベイランス審査は,この“要求を満足し続けているという実証”のために実施するんですが、詳しくは以下を確認することになります。

a) 内部監査及びマネジメントレビュー

b) 前回審査で特定した不適合についてとられた処置の確認

c) 苦情処理

d) 監査を受ける会社の目的の達成のためにISOのシステムが機能しているか

e) 継続的に改善していく上で、計画的な活動がちゃんと進んでいるか

f) 継続して実施している業務の運用

g) 仕組みの変更点の確認

h) ISOの登録マークや認証シンボルの使用と、ISOを取っていることの表現の仕方の確認

 

サーベイランス審査への対応

審査を受ける会社としては、特段の準備は必要ありませんが、不用意に“不適合”指摘を避けるために、上記a)~h)の状況について確認しておくとよいでしょう。

 

上記a)~h)のうち、a)、c)はf)に含まれます。

f)については、認証をとった時の状態が継続して維持管理できていれば、特段の準備は不要です。

審査機関によるサーベイランス審査は、ISO9001の仕組みが“要求を満足し続けているとことの実証”のために実施しますので、このf)は、審査の中核になります。

サーベイランス審査の目的から、ISO9001の全面的な審査にはなりません。

具体的な審査範囲は、審査機関によって3年間の審査が計画され、毎年実施されます。

 

ただし、内部監査やマネジメントレビュー(経営者によるISO活動の見直しや総括をいいます)や、苦情処理については毎年審査することが要求されており、このためa)、c)に記載されています。

“満足し続けている”との表現は、ISO9001の要求を、必要に応じて実施していることを意味しています。

 

例えば、ISO9001の6.2項では、品質目標を立てることを求めています。

この目標について、認証をとる年には実施して、その後実施していなくても、“品質目標を立てた実績はあることになります。

なので、こういう状況でもISO9001の要求を満たしているといえます。

 

しかし、サーベイランス審査では、品質目標を立てて、達成に向けて計画を実行しているか、進捗評価をしているか、で、達成したのか、未達の場合はその原因を踏まえて、次の年の計画に反映しているか、など、PDCA(計画を立て、実行して、チェックをかけて、改善する)が回っているかを確認されます。

 

b)は前回の審査で指摘された不適合があれば、それに対する再発防止がちゃんと機能していていること確認しておけばよいでしょう。

 

d)については、多くの場合ISO9001:2015の5.1.1a)に対する社長さんの回答と、その後の審査結果が合っているか判定されます。

ISO9001の運用がちゃんと回って機能しているかを説明するためには、会社の事業目的、ISO9001を運用して目指す成果を決めて説明できるようにしましょう。

 

e)については、“継続的改善”としては内部監査での指摘事項に対する再発防止、不適合やクレームに対する再発防止、マネジメントレビューにおける社長さんからの指示事項に対するフォローアップ、品質目標の実施などが該当します。

このうち、“計画的活動”に該当するものが提示できればよいでしょう。

 

サーベイランス審査のタイミング

サーベイランス審査は、一回審査に合格すれば、その後は1年に1回受審すればいいことになっています。(認証機関ごとに条件を設けている場合もあります。)

 

審査を受ける側の都合としては、特に、内部監査やマネジメントレビューを計画的に行うこと多いと思われますので、その実施時期との関連性について注意することが求められます。

内部監査やマネジメントレビューが、継続的に実施されているということが容易に実証できる時期に設定してもらうことが望まれます。

 

いかがでしょうか。

ISO9001のサーベイランス審査では、ISO9001に合格する時の最初の審査とは違って、運用した結果に重点を置いて審査され、運用が、会社の目指す成果に繋がっているか、の観点から仕組み(システム)を見ます。

ISOコムでは認証を維持するお手伝いをすることはもちろん、あなたの会社にピッタリの使いやすいシステムを作り、成果につなげます。

 

次回はISO9001更新審査の目的・対応についてご紹介します。

 

ISOコム マネジメントコンサルタント 柏木 博

 

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