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ISOコム通信

ISO14001内部監査の目的とは

2022年4月12日


こんにちは ISOコムの芝田 有輝です。
今日はISO14001内部監査の目的とは?についてお話してみたいと思います。

ISO14001とは何か?
ISO14001は、アイエスオー イチマニョンセンイチ と読みます。

会社等の事業活動を通じて使用するエネルギー、資源を減らして、廃棄物やCO2等の負の排出物(アウトプット)を減らし又は再利用する等の活動を通して、「地球環境、地域環境に配慮した事業活動を行う」ことを目的としたマネジメントシステムです。

マネジメントシステムとは、社長さん(工場長等)が、方針を決めて、その方針の達成に向けた仕事の仕組みのことを言います。

また、御社の事業課題を明確にして、対応計画を立て、実行し、結果を評価することで、事業課題を解決する道具としても役立たせることができます。

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監査とは何か?

ISO19011という規格があります。

これは、マネジメントシステム監査の指針といいまして、
ISO14001の要求に沿って内部監査をする場合とか、審査機関が会社に対して審査をするときのガイドラインとして発行されています。

この中の監査の定義 を要約すると、以下のようになります。

監査基準である、ISO14001等の規格や会社が作った環境マニュアル等がISO14001の規格に沿っているか、そのマニュアルを基に正しく実行しているか、目指す成果が出ているかを、「証拠を集めて、客観的に評価する活動」と言えます。

「証拠を集めて」というのは、

・実行した記録を確認する
・作業現場を観察する
・経営者や、作業者、部門責任者などにヒアリングする
・会社や工場の中、外周を回って観察する

などを通じて行います。

監査の種類とは?

監査といっても、いろんな種類があります。どんな監査があるのでしょうか?

(1)第一者監査
ここが、今回のテーマの「内部監査」に当たります。
会社が自分で、自社のマネジメントシステムを監査します。

自社の監査員は勿論のこと、外部専門機関の監査員が監査をしてもOKです。
その会社の経営者が、自社のマネジメントシステムの状態を把握するために行います。

このブログの後半で、もう少し詳しくお話しします。

(2)第二者監査
取引関係など、利害関係にあるものが相手の監査を行います。
発注者が、材料や外注先などの会社購買先との契約を締結するか、その意思がある場合に購買先のマネジメントシステムが健全であることを安心、信頼するために行います。

(3)第三者監査
これが、いわゆるISOの審査機関が行う審査になりますね。

利害関係のないものが行う監査(審査登録機関などが行うもの)になります。
監査を受ける会社のマネジメントシステムに問題がないかどうかを、今の或いは今後顧客になるかも知れない顧客(潜在顧客)や市場を安心、信頼させるために行います。

(4)複合監査
複数の異なる分野(例えば、環境、情報セキュリティ、労働安全衛生)のマネジメントシステムを一緒に監査する場合を言います。

(5)合同監査
一つの監査を受ける側(3.7)を複数の監査する組織が協力して監査する場合を言います。

ISO14001の内部監査とは何か?

ISO14001:2015の規格には、内部監査に関する要求が書かれています。
要約するとこんな感じです。

(1)組織(あなたの会社を指します)は、マネジメントシステム(以下MSという)が、MSに関して組織自体が決めたルール、ISO14001規格が決めた要求に合っているか、効果があるように実行し、

管理しているかどうかの情報を社長さんに伝えるために、あらかじめ監査の実施間隔を決めて内部監査を実施してください。

(2)a)監査の頻度、方法、責任、計画、報告を含めて、監査の計画、計画作成、実行、管理を実施してください。
監査計画は、監査する業務の重要性、組織に影響を及ぼす変更、前回までの監査結果を考慮に入れてください。

b)監査の基準と監査の範囲を決める。
c)監査する業務や部門に対して、客観性、公平性を保って、その業務や部門の責任権限を追わない監査員を選んで、監査を実行してください。

d)監査の結果を関連する部門の管理職の人に報告してください。
e)監査で指摘事項が出たら、遅滞なく修正処置、是正処置を実施してください。
f)監査計画の実施と結果の証拠を記録に残してください。

ISO14001内部監査の目的とは?

では、いよいよ、本題の解説に入ります。

このブログの冒頭 ISO14001とは何か?で、ISO14001は、

会社等の事業活動を通じて使用するエネルギー、資源を減らして、廃棄物やCO2等の負の排出物(アウトプット)を減らし又は再利用する等の活動を通して、「地球環境、地域環境に配慮した事業活動を行う」ことを目的としたマネジメントシステム

とお話ししました。

次に、監査の種類とは?で、第一者監査が内部監査に当たること。
その目的が、経営者が、自社のマネジメントシステムの状態を把握するために行うことであることをお話ししました。

これらをまとめると、

会社の経営者(社長さんや工場長など)が、

会社等の事業活動を通じて使用するエネルギー、資源を減らして、廃棄物やCO2等の負の排出物(アウトプット)を減らし又は再利用する等の活動を通して、「地球環境、地域環境に配慮した事業活動を行う」

ための、会社の業務の仕組み(システム)が、ルールや環境関連の法律や規制などに従ってちゃんと実行しているか、地球環境や地域環境に配慮した事業活動を行っているか
を証拠で確認すること

これが目的ということになりそうですね。

まとめ

いかがでしたか?
ISO14001の内部監査の目的、ご理解いただけたでしょうか。

内部監査の目的が

「ISO14001を持っておく上で必要だから」
「やらないと審査機関に指摘されるから」
「とりあえず、やった体裁だけ整えたらいいよね」

など・・・気持ちはわかりますが、

せっかく環境配慮型の経営に参加していこう、ということでISO14001の認証を目指したり、とった後の運用も引き続き実施されていくと思いますので、

できれば、目標達成とか、課題解決とか、もっと環境に優しい会社になって、地域や地球と共存していこうなどの方向性があると、内部監査もやりがいがあるのではないかなと思います。

ISO14001の内部監査が形骸化(形だけのモノになって中身のないこと)しないために、
ISOコムでは、ISO14001の出張型内部監査員養成講座を行っています。

もちろん、新規でISO14001の認証をとる中で、内部監査員養成講座もメニューに入っています。

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