補助金を活用!ISOは助成金を使うとお得という話
投稿日:2024年10月24日 最終更新日:2024年10月24日
皆さん、こんにちは。ISOコムの芝田有輝です。
今日は、お金をかけずにISOを取得する方法、「補助金を活用!ISOは助成金を使うとお得という話」をしてみたいと思います。
このブログは、ISOを取りたいが、できれば補助金や助成金を使えれば財務的も助かるなあ、等とお考えの経営者や責任者の方向けに、参考となる情報をお伝えし、取得の際に少しでも費用面での手助けになることを目的としています。
ISOって何?補助金?助成金って何?という方もご安心ください。
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ISOを取得するには費用がかかる
まず、ISO(国際標準化機構)とは、International Organization for Standardization(国際標準化機構)の略で、世界中の様々な規格を制定し、その適用を監督する非営利の国際組織です。
商品やサービス、システム等の品質、安全性、効率性を確保するための国際的な基準です。
今回のお話で言うISOとは、
ISO規格の中でも、「マネジメントシステム規格」といいまして、
組織や会社が、事業運営をする上で、経営トップにより方針を定め、
その方針を達成するための管理の仕組みです。
組織や会社が、ISO規格に準拠して第三者審査機関から審査を受けて、認証を取得すると、
その事業が国際的に認められた基準を満たしていることが証明されます。
これにより、既存や、新規の顧客獲得や新しい市場拡大など、ビジネス強化の手段となり、
また海外取引をする際など、ビジネスの仕組みが共有化できるなど、
グローバルなビジネス展開にも役立ちます。
ただ、このISOを取得するためには、専門的な知識技術や、時間といったものが必要で、
そのための費用がかかります。中には数百万円かかる場合もあります。
それでも、大丈夫!
そんなときに活躍するのが「補助金」「助成金」です。
補助金と助成金は、
どちらも国や地方公共団体から支給される金銭的な支援の種類ですが、
それぞれの目的と使われ方に違いがあります。
補助金とは?
公共的な事業や、プロジェクトを進めるための費用を補うためのお金です。
同様に、地域の観光業を活性化するためのイベントや、
新型コロナウイルス対策など、
公共的な目的に対して補助金は特定の事業について国や地方の公共団体が直接賛同する形をとります。
助成金とは?
個人や企業が、特定の活動を行う際の、経済的な負担を軽減するために支給されます。
例えば、
新たな事業を始める際の費用や、
雇用の創出、職場の改善など、
個人や企業の特定の行動を奨励するために提供されます。
どちらの違いを一言で言えば、
「補助金は「事業」を、
助成金は「行動」を支援するお金、
と言えます。
各制度は、それぞれ異なる要件や審査を有しない、
対象となる事業や補助金の使い道、提出が必要な書類も異なりますので、
詳細などは各制度の公式ウェブサイトなどで確認する必要があります。
代表的な助成金や補助金
日本には様々な助成金や補助金がありますが、代表的なものを3つご紹介します。
①創業補助金:新しいビジネスを始める人を支援するための補助金です。
具体的には、新しいお店を開くための費用や、
商品を作るための機械を買う費用の一部を、国が助けてくれます。
②雇用調整助成金:会社が経営難になったとき、
従業員を休まずに使い続けることを助ける助成金です。
この助成金があるおかげで仕事で、従業員が無理に辞めることなく、
安心して働き続けることができます。
③地方創生交付金:地方の活性化を目指すための補助金です。
地域の観光地をPRするためのイベントを開く費用や、
新しい施設を作るための費用を、国が助けてくれます。
ISO取得のために使える助成金、補助金とは?
さて、ISOを取得するための費用を助けてる助成金、補助金も、実はあるんです。
日本国内では、中小企業やスタートアップがISOを取得するための助成金制度がいくつかあります。
例えば、製造業やサービス業の中小企業に対してISO取得にかかる費用の一部を補助される場合があります。
地方自治体、中小企業基盤整備機構、地域中小企業支援センター、都道府県等中小企業支援センター、中小企業・ベンチャー総合支援センター等があげられます。
支援機関によって支援内容が異なりますが、主な支援内容として、認証取得費用に対する補助、専門家による支援、融資などがあります。
これは、中小企業がISOを取得するためのコンサルタント費用や内部監査員の養成費用、審査に係る費用の一部を補助してくれたりします。
ISOのために補助金、助成金を受けるために必要なこと事とは?
ただし、この補助金、助成金を受けるためには、
国や地方公共団体からの審査を受け、一定の要件を満たす必要があります。
例えば、
事業計画の提出や、
ISO取得に至るまでのスケジュール、工程表や、
コンサル会社からの見積書、
ISO取得後の成果報告などが求められる場合があります。
このように、補助金や助成金は企業のISO取得を後押しするお得な制度といえます。
ただ、補助金や助成金の詳細は年度により変わることがあり、
また地域により異なる場合もありますので、
最新の情報は公的機関のウェブサイトなどで確認することが大切です。
うまく進めるためには、補助金の詳細なルールを理解し、計画的に取り組むことが重要です。
また、補助金や助成金を受けるためには、
ISO取得が企業や社会にどのように貢献するのか、その意義や効果を明確に説明することも大切です。
更に、第三者審査機関の審査を受け、認証登録され、
消費者が得られるような効果や、環境に配慮した経営ができるようになり、
持続可能な社会に貢献できるような意義などを示すことが求められます。
まとめ
・ISOは、国際標準化機構の略で、世界標準規格をつくる組織
・ISOが作った、会社を管理する仕組みのISO規格を取得するのに、補助金や助成金が利用できる場合がある。
・補助金は、国や地方の公共団体から公共の目的を達成するための事業を支援するための金銭的な支援
・助成金は、特定の活動を行うための経済的な負担を軽減するために国や地方の公共団体から提供される金銭的な支援
・ISO取得のための助成金や補助金は、ISO取得のための費用を補助するもので、中小企業などが対象となる。
・補助金や助成金を受けるためには、一定の要件を満たし、事業計画の提出などが求められます。ISO取得が社会にどのように貢献するのかを明確に説明すること等が重要
最後に
これからの未来を見据えて皆さんも、補助金や助成金の情報を上手く使い、
ISOを社内に取り入れて、経営改善のツールとして使いこなし、
更なる事業発展を達成し、有効活用できるといいですね。
以上、ISOと補助金、助成金の関係についてお話ししてみました。
ISOの取得は、コンサル費用や審査費用、社内費用等、
色々と費用がかかりそうですが、補助金や助成金をうまく利用できれば、
お安くISO取得が出来るかもしれません。
以上、参考にしていただけましたら幸いです。
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