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ISOコム通信

ISO14001のオフィス部門・経理や総務の目標設定はどうする?

2023年11月9日


こんにちは。ISOコム株式会社 芝田 有輝です。

ISO14001は、製造や設計、サービス提供部門が取り組んでいることは、よく見かけられますが、作業現場だけが取り組めば良いというわけではありません。

一方で、バックヤードである経理や総務といったオフィス部門は、一見、環境との関りが少ないように見えるため、どんな目標を設定したら良いのか悩むという会社も多いようです。

バックヤードである経理や総務といったオフィス部門にも、対策すべき点はあるので、今回は、経理や総務といったオフィス部門にも適用できるISO14001の環境目標の設定や取り組みの例をご紹介していきたいと思います。

では、説明していきましょう!

OA機器の目標設定

書類の印刷で大量の紙を消費すると、森林が伐採されたり、不要な紙の焼却処分にCO2が排出されたりと、地球温暖化に影響を与えます。

また、プリンターやパソコンを含めたOA機器の消費電力は、オフィスの総電力の約2割を占めるといわれています。
なので、経理や総務といったオフィス部門で出る紙の使用量やOA機器の消費電力を減らせば、CO2削減につながると考えられます。

1. コピー用紙の使用量を削減する
多くの企業でペーパーレス化が進んでいる一方で、契約書や請求書などを紙で保管している企業も少なくありません。

まずは、両面印刷をしましょう。
更にできれば、可能な限り書類を電子化し、紙の印刷をしないようにすることが大切かなと思います。

また、再利用可能な紙書類やノートの使用をすることもオススメです。(但し、裏紙は印刷された箇所が機密でないことの確認が必要です)

書類を電子化すると、印刷やファイリング作業、書類を探す手間などが省けるので、環境だけでなく業務の効率化にも大きなメリットをもたらしますし、ファイルの置き場が少なくなって、事務所スペースをより有効に使えたり、場合によっては、もっと小スペースの事務所に移転して、賃貸費用を安く抑えることができるかもしれませんね。

2. PCの省エネ対策をする
パソコンは電源が入っている状態であれば、使用していなくても少しずつ電力を消費しています。
これを待機電力といい、パソコンの消費電力全体の約6%を占めるんです。

当然、パソコンを使用する社員の数が多いほど、消費電力も大きくなるので、昼休みや短時間の休憩時はスリープモードにし、長時間外出する時や帰宅時は電源をOFFにすることを全員が心掛ける必要があります。

省エネモードの設定をカスタマイズして、スリープや自動電源OFFになるまでの時間を短縮することも可能ですよ。
また、ディスプレイの明るさも見えづらくならない程度に調整することも節電につながります。

働き方の目標設定

ISO14001の環境影響評価を考えた場合、そもそも、オフィスにいる時間を短縮すれば、消費電力を削減できるのではないでしょうか。

さらに、総務や経理部門でもテレワークを導入して会社への通勤を不要にすれば、移動にかかるコストの削減にもなります。

1. 残業時間を減らす
オフィスで電力を消費するものには、OA機器の他、空調や照明など様々なものがあります。
そこで、週に1回ノー残業デーを設けるだけでも、大幅な電力削減となるのかなと思います。

ノー残業デーを導入するにあたっては、社員に周知を徹底するとともに、不要な業務を洗い出し、なくす、自宅に仕事を持ち帰らない仕組みづくりが求められます。

無駄な残業をなくすことは、社員のワークライフバランスを向上させるだけでなく環境影響評価にも大きく貢献しそうですね。

2. テレワークを取り入れる
テレワークは、通勤の負担が減る、子育てや介護との両立がしやすくなるなど、従業員にとっても魅力的な働き方です。
導入するには、社内体制とネットワーク環境を整えなければなりませんが、検討の余地がありそうですね。

社内体制については、社内の情報を社外に持ち出すにあたって、守るべき機密情報や取り扱う対象者の範囲を明確にしておきましょう。

社員にテレワークの目的や必要性、実施の流れ、操作方法などを理解してもらうための教育・研修も必要ですよ。

ネットワーク環境については、セキュリティー対策を強化したり、テレワーク用のアプリをインストールしたり、現状によっては新たな機器を導入したりすることになります。

中小企業のテレワーク導入に対しては、補助金や給付金もあるので、これらを積極的に活用することも考えられますね。

その他の目標設定

1. 適切な空調管理をする
クールビズまたはウォームビズには、大きな省エネ効果が期待でき、冷房の設定温度を1℃上げると約10%、暖房は1℃下げると約5%の節電効果があるといわれています。

また、空調の設定温度は一般的に、夏季は28℃、冬季は20℃が目安になりますね。

しかし、これはあくまでも目安であり、湿度や陽の当たり加減、座席の位置などによって体感温度は大きく変わることもあります。
特に、夏季は熱中症に十分気を付けて室温を調節してくださいね。

2. LED照明に交換する
照明を蛍光灯からLEDに交換することも、省エネにつながります。
LED電球は、CO2の排出量も少ないので環境に優しい上に、消費電力は蛍光灯の約1/2、寿命は約3倍以上と非常に経済的です。

LEDは高価なイメージがありますが、現在ではかなり値段は下がってきており、蛍光灯とそれほど変わらない商品もありますよ。

いかがでしたでしょうか。

ISO14001のオフィス部門・経理や総務の目標設定はどうする?
について、
総務や経理などのオフィス部門において、ISO14001の目標設定をどうすべきか考えてみました。

現場だけでなくオフィスでも、ISO14001の様々な取り組みが可能であることのご理解に助けになれば、幸いです。

また、総務や経理部門が積極的に、環境目標達成に向けて取り組むことで、ISO14001の会社全体での取り組みというモチベーション向上につながることも考えられますので、是非ご検討いただけたらうれしいです。

ISO14001の部門にふさわしい環境目標の設定を含め、負担は少なく、効果を見込める取り組みを主眼とした認証取得や審査対応は、経験豊富な当社のコンサルタントにお任せください!

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