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ISOコム通信

ISO14001の「意図した成果」とは

2023年11月22日


こんにちは!ISOコムの芝田有輝です。

 

ISO14001(環境マネジメントシステム)とは、環境マネジメントに対する国際的な認証をいいます。

 

会社や組織が、自社で決定した環境に関する方針や目的、目標を掲げ、事業活動、

製品やサービスが環境に及ぼす影響を管理し、より地球や地域環境に配慮した活動を行い、

審査機関向けに証拠を提示して、実証し、審査合格したら公に公表される取り組み、制度ですね。

 

さて、ISO14001の規格の中には、「意図した成果」という文言が登場しますが、どのようなことを指しているのでしょうか?

そこで今回は、ISO14001における「意図した成果」について解説していきたいと思います。

 

では早速いってみましょう!

 

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ISO14001規格書ではどのように書かれているか?

「意図した成果」については、箇条1「適用範囲」に記述があります。
ここでは、ISO14001の意図した成果は、次の事項を含むとされています。

 

1.環境パフォーマンスの向上
2.順守義務を満たすこと
3.環境目標の達成

 

また、規格書の「解説」では、以下の記載があります。ここで、何故この3つになったのかを説明しています。

 

「意図した成果は付属書SL(ISO9001や14001等の共通の要求事項)によって導入された用語で、

「環境マネジメントシステムの意図した成果を達成するために」などの表現で5箇所の要求事項で用いられている。

 

従って、組織は、「環境マネジメントシステムの意図した成果」を明確にしなければ一連の要求事項を満たすことができない。

このため、対応国際規格においても必要最小限の中核となる「環境マネジメントシステムの意図した成果」について明記することとし、検討の結果、

 

環境パフォーマンスの向上
順守義務を満たすこと
環境目標の達成

 

3つの事項を箇条一(適用範囲)に示した」

と、いうことなので、ここからは、これら3つの事項を具体的に考えていきましょう。

 

3つの事項とは?

1.環境パフォーマンスとは?
これは、ISO14001で取り組んだ事項の成果です。
具体的には、ISO14001では、取り組み開始当初に、会社や組織が、自社で環境方針や目的を設定し、

 

(1)事業活動から環境に影響を及ぼす活動を洗い出し、特に影響の大きいモノについては、廃止・削減・維持レベルを決め、目標にしたり、維持管理事項として定め、取り組む
(2)事業活動に関係する環境関連法規制を洗い出し、一覧表などにまとめ、守るための準備、体制を整え、対応し、守れているかどうかチェックする
(3)環境に悪影響を及ぼす緊急事態を特定して発生を想定したテストを計画・実施する
(4)環境に配慮した設計・企画・製造・外注管理・購買・使用者を想定した配慮等を行う。

など、環境配慮の仕組みを構築し、運用しますので、

成果はこれらに取り組んで、従来よりも環境にやさしい事業活動になっていることが該当すると考えられます。

 

2.順守義務を満たすこと とは?
事業活動にかかる環境関連法規制を守ることです。
先に述べましたように、

事業活動に関係する環境関連法規制を洗い出し、一覧表などにまとめ、守るための準備、体制を整え、対応し、守れているかどうかチェックする。これらの活動を通じて環境関連法規制を守ります。

 

3.環境目標の達成 とは?
設定した環境目標を達成することです。

こちらも先に述べましたように、

事業活動から環境に影響を及ぼす活動を洗い出し、特に影響の大きいモノについては、廃止・削減・維持管理等管理レベルを決め、目標設定をして、達成のための計画を立て、取り組み、目標達成をしていきます。

 

意図した成果の具体例とは?

意図した成果の具体例としては、以下のようなことが考えられます。

 

ごみを減らす:会社が出すごみの量を減らす。
リサイクルを増やす:紙やプラスチックなどを再利用の機会を増やす。
エネルギーを節約する:電気やガスなどの使いすぎを防ぐ。

水を大切に使う:水を無駄に使わないようにする。
公害を減らす:空気や水が汚れないようにする。
環境に優しい製品を作る:地球に優しい素材や方法で物を作る。

緑を増やす:会社の周りに花や木を植える。
汚染を防ぐ:工場から出る汚い空気や水をきれいにしてから外に出す。
製品のパッケージを減らす:商品を包む材料を減らす。

環境ルールを守る:環境関連法規制や地域協定、顧客との合意事項を守る。
環境に優しい運送を使う:効率的な運送、一括配送、ルート選び等、環境に配慮した運送方法にする
環境に関する情報を公開する:会社がどんな環境活動をしているかを知らせる。

環境に良い技術を使う:地球に新しいやさしい技術を取り入れる。
危険な物質を使わない:人や動植物に害を与える化学物質の使用をしない。
エコなイベントを開催する:環境をテーマにしたイベントやキャンペーンを行う。

 

意図した成果が達成できない場合に起こり得ることとは?

意図した成果を達成できない場合には、

1.事業活動に関連する環境配慮が進まない。環境汚染が続く
2.環境関連法規制違反状態が続く
3.環境汚染となる事態が発生しやすい状態が続く、あるいは発生し環境汚染が進む
4.環境配慮の製品やサービスが促進されない

等が考えられます。

ISO14001の「意図した成果」は明確に!

ISO14001は、地球環境や地域環境に配慮した事業活動を行う上で、とても有効なマネジメントシステム規格です。

取り組み開始当初から、

これら、「意図した成果」が何なのかを認識したうえで、仕組みの構築、取り組み事項の設定をしておくと、

成果に結びつきやすくなりますね。

 

ただ一方で、とりあえずISO14001をとろう、という感じで進めてしまうと、

取得はできても、地球環境や地域環境に配慮した事業活動を行う、という方向からは離れて、

形だけの取り組みとなってしまい、いずれは形骸化、社内のモチベーション低下にもつながり、

結果的に、ISO14001自体がお荷物状態になってしまうかもしれません。

 

そうならないようISOコムでは、経験豊富なコンサルタントが、負担が少なく、

皆さんの会社の事業に沿った取り組みやすい環境配慮活動を提案し、取得後に「意図した成果」につながる支援を行います。

 

「意図した成果」につながる支援が気になる方は、

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