派遣型ISO内部監査員養成講座について
投稿日:2019年5月28日 最終更新日:2024年8月5日
こんにちは。ISOコム マネジメントコンサルタントの亀田 昭子です。
今回のISOコム通信のテーマは、「派遣型内部監査員養成講座」です。
皆さんの会社の内部監査員養成は、どの様に行っていますか?
ISOの認証を受ける場合には、社内のシステムを監査するための内部監査を行う必要があります。
その内部監査は、認定された内部監査員によって実施する必要があります。
なので、認定された内部監査員を育成するためには、
外部機関による内部監査員養成講座を受講することが大切です。
内部監査員の養成は、
通常、外部の教育機関の内部監査員養成講座に、担当者を一人から数名派遣します。
講座を受けたあとは、社内で内部監査員の認定を受けて、
認定された内部監査員の方が、社内講座の講師となり、
社内の内部監査員の養成を行っていると思います。
教育機関の内部監査講座にとは?
教育機関が行っている内部監査員養成講座は、どのような業種に方にも対応できるように、
ISO規格の要求事項の概要と、ISO19011(監査をするための指針が書かれています)に
基づいた内部監査の進め方、
監査員としてあるべき姿、内部監査での不適合の対応方法、内部監査結果の報告方法等、
一般的な事例を使って、説明されます。
このような参加型の内部監査員養成講座では、いろいろな業種の方が参加されていますので、
社外の人と交流できる点では、非常にいいのですが、
あなたの会社の業務にあった内容ではなく、一般的な製造業などの内容となります。
また、社外への派遣ですので、一度に多くの人は、派遣することは、業務に支障をきたし、非常に難しいかもしれません。
派遣型内部監査員講座とは?
一方で、ISOコムでは、講師派遣型の内部監査員講座を行っています。
つまり、あなたの会社に、ISOコムのコンサルタント(現役の審査員でもあります)が伺って行います。
ISOコムでコンサルティング中のお客様は、
ご要望に応じて、コンサルティングのスケジュールに折り込み、実施しますが、
最近では、内部監査員養成講座のみを、ご依頼されるお客様も増えてきました。
ISOコムの内部監査員養成講座では、皆様の会社に、コンサルタントがお邪魔して、講座を行います。
コンサルタントは全て、外部審査機関の審査員ですので、
コンサルタントが実施する内部監査員養成講座も、外部教育機関が実施するものと同じように、
修了証を発行しています。
派遣型内部監査員養成講座の内容は?
講師派遣型の講座は、
講座の参加者が、その会社の方のみになりますので、
講座の冒頭で、皆様の会社のマニュアル・規定類・文書類に基づいた、
ISOマネジメントシステム要求事項とその対応方法について、説明します。
その目的は、
ISOの要求事項に対して、皆様の会社がどのように対応しているかを理解していただき、
効果的な内部監査を行っていただくためです。
その後、ISO19011に基づき、
内部監査の流れ、やり方、不適合発生時の対応等について、
ケーススタディーを含めながら、講座を進めていきます。
この時、皆様の業種にあった、チェックシートの作成や、不適合内容の指摘方法等を説明します。
もし、既に皆様の会社で使用している、内部監査計画書、チェックシートなどありましたら、
それを活用し、講座の中で使いますので、講座修了後にすぐに内部監査が出来るようになります。
派遣型内部監査員養成講座のメリットとは?
派遣柄内部監査員養成講座には、次のようなメリットが有ると考えています。
- カスタマイズ可能な内容: 派遣型講座は、会社の特定のニーズや業界に合わせてカスタマイズすることができるため、より実践的で役立つ内容が提供されます。
- 実務に直結した学習: 自社の実際の業務フローや書類を使って講義を行えるため、学んだことを即座に今後の内部監査に活用できます。
- チームでの学習: 社内の複数の従業員が一緒に受講することで、共通の理解を深め、内部監査プロセスの一貫性を高めることができます。
- コスト効率: 参加人数が多い場合、出張講座の方が1人あたりのコストが低くなることが多いです。
- 時間と場所の柔軟性: 自社のスケジュールに合わせて講座を設定できるため、従業員の仕事に支障をきたさないように計画できます。
いかがでしたでしょうか。
講師派遣型の内部監査員養成講座にご興味のあるかたは、
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当社ISOコム株式会社は各種ISOの新規取得や更新の際のサポートを行っているコンサルタント会社です。
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