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ISOコム通信

ISO審査員の将来性

2020年2月12日

みなさん、こんにちは。ISOコム マネジメントコンサルタントの入岡利成です。

今回は、ISO審査員の将来性を考えてみたいと思います。

ISO審査員にはいろんな方法でなることができます。

ほとんどの場合、社会への第一歩では会社に就職し、その会社で設計、製造、営業、経理などの仕事をし、「専門知識」や「業界知識」を身に着けたあと、定年退職して、第二の人生でISO審査員になるというパターンが多いようです。早期退職される方もいるようです。

審査員は、審査先の会社の事業分野の「専門性」を持っていることが必要で、実務経験を中心に審査をするための力量を審査機関に認めてもらう必要があります。なので、現役時代に仕事をしていた業界を中心に、審査員になってから審査をしているという人が多いわけです。

 

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(1) ISO業界の特性


ISOの審査業界は、「この会社は信頼していいですよ」という審査をもって公表するという根幹部分の信頼が、社会や発注者側からあるうちは、なくなることはありません。

ただ、日本ではISOの認証自体は減少方向にあります。マネジメントシステムが「事業活動に浸透」したため認証そのものが不要になる場合や、更に高度な「自動車」や「航空宇宙」、「医療」、「食品安全」などセクター規格と呼ばれるISO9001をベースにしたマネジメントシステムへ移行している事が考えられます。

新しい規格が発表され、そこに社会のニーズがマッチし、審査合格することがビジネスチャンスとつながる、発注者側から求められる、そんな条件を満たせば、その規格にまつわる審査はブレイクします。今現在でいうとは、食品衛生が熱いと思います。

 

(2) 審査員の待遇


ISO審査員は、主任審査員(リーダー)と審査員(メンバー)の二種類の身分があります。もちろん先輩・後輩とかベテラン審査員とか新人審査員とかという見方もあります。

「審査機関の社員審査員」の場合は給料ですが、大半を占める「契約審査員」の場合は、1日単位あたりの工数によって「契約報酬」が支払われます。審査工数が多ければ多いほど報酬は高く、少なければ逆に少ないという大変わかりやすいです。

サラリーマンではないので大きく変動します。1日あたり1.5万円~6万円くらいで審査機関や審査の役割で差が出ます。この事例は、審査報酬の安い審査機関の「審査員(メンバー)」~審査報酬の高い「主任審査員(リーダー)」の例です。「審査員(メンバー)」になりたての場合1.8万円~3万円くらいが一般的のようです。ちなみに「審査員補」資格者の場合は審査ができないので報酬は無い場合がほとんどです。

仕事量は、移動時間などを考えると1ヶ月あたり10日~15日程度の工数で審査ができます。単純に掛け算した数字が審査報酬です。

定年制については一般的には75歳程度のようですが80代でも現役の方もおられます。要は、知識と体力があればできる仕事です。

また、審査の仕事は審査機関から割り振られるわけですが、どんな審査員に仕事が集まるかというと、

・不適合を見つけ、丁寧に説明して説得し、審査先に理解させ受け入れてもらう能力

・審査先の活動が有効かを確認する能力

・審査先の社長や責任者、担当者とのコミュニケーション能力

・審査先からの評価

などで審査ができるチャンスが増減します。

 

 (3) 審査員の仕事環境

基本的に移動の多い仕事になります。仕事場は、審査先、自宅、宿泊先、審査機関の事務所内というところでしょうか。

「主任審査員(リーダー)は、審査計画を立案したり、事前にマニュアルなどの内容を見たり、審査後は審査報告書を作成します。

「審査員(メンバー)」の場合は、若干の審査準備(交通機関の確認・手配、宿の手配なども含む)があります。

実際に審査するお客様先がメインの仕事場です。1企業1拠点が多いですが、「審査員(メンバー)」のときは営業所や支店を回るケースが多いです。1企業の審査で、1週間くらいかけて日本全国の工場や事務所を移動して審査するようなこともあります。

前日泊でホテル利用はよくあるので、枕やベッド、布団が変わると眠れない人はISO審査員という仕事はおすすめできません。

飛行機、新幹線、電車、地下鉄、バス、そして宿泊施設を最適に組み合わせて、「自分の体に負担のないようにスケジュールを組み立てていく」ことが審査員としてのリテラシーなのかも知れません。

 

まとめ

・ISO審査員の仕事は無くならない。

・更に「高度な専門性」を要求される方向へ向かっている。

・現役のOB審査員でなければ「専門性の力量」が不足する場合がある。

・報酬は仕事をしただけ増える。

・交通移動・宿泊の力量と「健康維持管理」が大事

 

というところでしょうか。

 

ご興味は沸きましたでしょうか?

会社退職後の第2の人生を過ごす上での仕事としては、結構いいものではないかと思います。

 

ISOコムでは、現役で審査をしている方が、審査員視点をもって、あなたの会社にピッタリフィットする、わかりやすくて使いやすいスリムなシステムを作り、運用を支援しています。

 

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