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ISO用語集(総合ページ)

投稿日:2025年8月29日  最終更新日:2025年8月29日

本ページはISOの主要規格を横断して、共通概念と規格別の専門用語を定義付きで整理した総合用語集です。

社内教育、審査準備、文書作成にご活用ください。

ISO全般

ISO(国際標準化機構)

世界的に通用する規格を策定する非政府組織。本部はスイス・ジュネーブ。

国際規格

ISOなどの国際機関により策定された、国際的に利用可能な基準。

規格要求事項

規格に適合するため組織が満たすべき条件・要件。

マネジメントシステム(MS)

方針と目標を達成するための枠組み。計画・実行・評価・改善の一連の仕組み。

PDCAサイクル

Plan→Do→Check→Actを繰り返し、継続的改善を図る管理手法。

認証機関(第三者認証機関)

規格に基づき組織を審査し、適合を認証する独立機関。

認定機関

認証機関の能力を審査・承認する機関。例:JAB(日本適合性認定協会)。

サーベイランス審査

認証維持のため定期的(通常年1回)に行うフォローアップ審査。

再認証審査

通常3年ごとの認証更新審査。

内部監査

組織内部で規格・手順への適合と有効性を確認する審査活動。

マネジメントレビュー

経営層がMSの適切性・妥当性・有効性を評価し、方針や資源を見直す会議。

継続的改善

パフォーマンスを段階的・継続的に向上させる取り組み。

リスクアプローチ

リスクと機会を特定・評価・対処し、目的達成の確度を高める考え方。

文書化された情報

方針・手順・記録など、MSの運用根拠となる情報(紙・電子を含む)。

品質(ISO 9001)

品質マネジメントシステム(QMS)

顧客要求と法令を満たし、顧客満足を高めるための管理の仕組み。

品質方針

品質に関する組織の基本的な方向性と意図を示す文書。

品質目標

品質方針を具体化する測定可能な目標。

顧客満足

顧客の期待に応え、または超えることで得られる満足度。

顧客要求事項

顧客が明示・黙示的に求める条件(仕様、納期、サービス等)。

利害関係者のニーズ及び期待

顧客以外の関係者(従業員、供給者、行政、地域等)の関心事項。

プロセスアプローチ

活動を相互に関連するプロセスとして管理・最適化する考え方。

インプット/アウトプット

プロセスに投入される資源・情報/プロセスの結果としての製品・成果。

適合/不適合

要求事項を満たす状態/満たしていない状態(是正処置の対象)。

是正処置・予防処置・改善

不適合の原因除去と再発防止/潜在不適合の未然防止/広義の性能向上。

外部委託プロセス(アウトソーシング)

外部に委ねる活動。管理責任は組織側に残るため統制が必要。

適用除外

合理的に適用できない要求事項を範囲外とすること。

パフォーマンス評価

指標の監視・測定・分析・評価により有効性を確認する活動。

ISO9001のより詳しい用語集はこちらからご覧ください。

環境(ISO 14001)

環境マネジメントシステム(EMS)

環境負荷低減と順守義務の達成、継続的改善を行う管理の仕組み。

環境側面

組織の活動・製品・サービスが環境に与える要素(排出、騒音、廃棄物等)。

環境影響評価

環境側面がもたらす影響の重要度を評価するプロセス。

ライフサイクル視点

原材料調達から廃棄までの全段階で環境影響を考慮する視点。

環境パフォーマンス

環境目的の達成状況(CO₂削減率、使用エネルギー、リサイクル率等)。

汚染の予防

汚染を未然に回避または低減する取り組み。

順守義務

法令・条例・契約上の要求など遵守すべき事項。

食品安全(ISO 22000 / HACCP / FSSC 22000)

食品安全マネジメントシステム(FSMS)

食品の安全性を確保するための体系的な管理の仕組み。

ハザード分析

微生物・化学物質・物理的異物など危害要因を特定しリスク評価すること。

CCP(重要管理点)

食品安全確保のため特に厳格な管理が必要な工程。

PRP(前提条件プログラム)

衛生環境維持のための基本条件(清掃、設備保全、衛生教育等)。

OPRP(オペレーション前提条件プログラム)

運用レベルで危害の発生を抑制する管理手段。

トレーサビリティ

原材料から最終製品までの履歴を追跡・遡及できる仕組み。

食品安全チーム

FSMSの計画・運用・検証を担う多職種の専門チーム。

HACCP

危害分析と重要管理点に基づく予防的衛生管理手法。

FSSC 22000

ISO 22000にPRP規格等を組み合わせたGFSI承認スキーム。

労働安全衛生(ISO 45001)

労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS)

労働者のけが・疾病の予防と安全衛生パフォーマンスの改善を目的とする仕組み。

危険源

傷害や疾病の原因となる可能性のある要因(機械、化学物質、作業方法等)。

リスクアセスメント

危険源のリスクを特定・分析・評価し、低減策を講じる手法。

労働災害

業務に起因して発生する負傷・疾病・死亡。

安全文化

組織全体で安全を最優先する価値観・行動様式。

作業環境測定

粉じん、騒音、化学物質濃度など職場の有害要因を測定・評価すること。

情報セキュリティ(ISO 27001)

情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)

情報資産の機密性・完全性・可用性を維持・改善するための仕組み。

情報資産

組織に価値をもたらす情報およびそれを支える媒体・設備・ソフト等。

リスク評価

脅威と脆弱性を踏まえ、情報資産への影響と発生可能性を評価すること。

管理策(Annex A)

ISO 27001附属書に示されるセキュリティ対策の体系。

機密性・完全性・可用性(CIA)

情報保護の三大要素。許可なき開示防止/正確性維持/必要時の利用確保。

インシデント対応

セキュリティ事象の検知・報告・分析・封じ込め・復旧・再発防止のプロセス。

業界別・その他

ISO 13485(医療機器)

医療機器の品質マネジメントに関する規格。安全性・有効性の担保を目的。

ISO 50001(エネルギー)

エネルギーマネジメントシステムの国際規格。エネルギー性能の継続的改善を促進。

JFS規格

日本発の食品安全マネジメント規格。GFSI承認スキームを含む区分あり。

GFSI(国際食品安全イニシアチブ)

小売・メーカー等が主導する食品安全の国際枠組み。各種スキームの承認・相互受入れを促進。

認証登録証

第三者認証により規格適合が確認されたことを示す公式文書(証書)。


※本用語集は教育・理解促進のための要約定義です。実務適用時は各規格の最新原文・ガイダンスをご参照ください。

 

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