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ISOコム通信

第21回 「ISO45001のポイント①」外部及び内部の課題の決定

2019年2月4日

【この記事の執筆者】小川次郎

立ち合い風景

こんにちは、ISOコム マネジメントコンサルタントの小川 次郎です。

今回からは、「ISO45001に沿ったシステム構築・運用・維持のポイント」を述べていきたいと思います。

 

もし、経営者から、貴方に、「わが社の“ISO45001のシステム”を構築しなさい」と指示されたらどのように対処しますか?

 

実際、ISOの社内システムの構築の責任者には、ある日突然指名された人が多いですよ。

かく言う私自身もそうでした。

私の知り合いのゼネコンの安全担当者はできませんと言って、会社を辞めた方もおられました。

結構プレッシャーのかかるものです。

ISO45001のシステム構築の最初に当たる大きな壁が「外部及び内部の課題の決定」です。

 

規格には、具体的なことは記述していません。

アネックス(附属書)には少し説明がありますが、具体的にどうしたらよいのか分かりません。

 

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外部及び内部の課題の考え方

ISO45001は、会社が持っている「外部及び内部の課題」を決定することから始まっています。

システム構築、次年度の目標や活動を決定するうえでも、重要なことだと考えられます。

 

通常、民間企業の場合、課題は、“いかに利益を上げるか”であり、会社を維持・発展させようとすると、商品をある一定以上生産し、一定以上の売り上げをあげる必要があります。

 

もちろん、このためには、資金計画、生産性・設備の維持更新、資材調達、労務問題、社内教育・技術問題、親会社の意向、製品納入会社の問題、下請負問題、お客様対策、工場近隣住民問題、法令問題等々様々な問題があります。

 

実際にはこれらの要素に社会情勢や国際情勢が絡んできます。

 

『アメリカがくしゃみをすると日本は風邪をひく』と言われるぐらい世界情勢は、すぐに日本に影響するようです。

良くも悪くも、当然貴方の会社も影響を受けますよね。

 

実際、安全衛生の問題は、作業方法の改善や設備の改善、労働時間の改善を声高に叫ぶだけでは、改善されないことは少しで安全衛生問題にかかわった方なら、お分かりですよね。

 

私の40年の会社勤めの中でも、高度成長期、オイルショック、バブル期、バブル崩壊、天変地異による大災害、ソ連の崩壊、EUやアメリカの陰り、中国の台頭等、社会は日々変遷していき、会社もそれに翻弄されるように“生き死に”のかかった中で、もがいてきました。

どんな状況の中でも、最適解を見つけて実践していく必要があります。その一つの手法がこのISO45001のような気がします。

 

脱線してしまいましたね。

 

外部及び内部の課題の決定

先ほどの問題点に対して、一度、できれば経営陣も入った席で議論をして検討してみてはいかがでしょう。

 

ISO45001システムの目的では、

—“働く人の労働に関係する負傷及び疾病を防止すること”

及び“安全で健康的な職場を提供すること”—

 

に関わる課題が重要ですが、どんな課題でも重大な安全衛生上の課題につながっていくことがあるので、経営陣、役職者もこのようなことは議論し、理解しておいてほしいですね。

 

高度成長期、オイルショック、バブル期、バブル崩壊、天変地異による大災害の時期の労働災害は他の平穏な時期と比べて、非常に発生率が高いことからもお分かりいただけると思います。

 

安全衛生課題に取り組まないリスクとは

加えて、安全衛生上の問題は、経営陣の刑事罰にも直結します。

 

このことは、会社の存続の問題にもかかわってきます。

金銭的に余裕がなくてもやりようはあるものです。

組織の課題をしっかり把握して、最適な解決策を講じていけるようにすることが重要です。

 

ISOの社内システムの構築の責任者に指名されれば、会社のトップの入った場で一度組織の抱えている課題(問題点)と安全衛生へのかかわりについて議論されるのが良いのではないでしょうか。

 

どうです。

外部及び内部の課題の決定”がシステム構築上重要なことであり、経営トップとの議論の重要性を、少しは、理解されたでしょうか。

 

最後に

外部課題、内部課題をしっかり特定しておかないと、ISO45001の認証以前に、事業継続そのものに影響を与えかねません。

 

ISOコムのコンサルタントは、この課題を経営層の方に直接ヒアリングなど行い、明文化し、放置した場合のリスク評価、対応計画の策定、有効性の評価方法など、効率的にまとめ、取り組みやすいよう支援します。

 

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