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ISOコム通信

海運会社さんの“OHSAS 18001からISO45001”への移行コンサルタント

2020年10月2日

こんにちは、ISOコム マネジメントコンサルタントの小川 次郎です。

今回は、タイトルにあるようにある海運業者さんのOHSAS 18001からISO45001への移行の話です。
今回のお客さまのマネジメントシステムは、OHSAS 18001の帳票類もよく揃っているし、実運用さえしっかりされておれば、理想的な会社さんかと思いました。

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OHSAS 18001からISO45001への移行のポイントとは?

このお客さまのOHSAS 18001からISO45001への移行のポイントについてですが、取組み計画の策定のところがポイントになると思います。
ここさえ上手くクリアーできると、あとは、いままでのシステムに少し手を加えるだけで、ほぼそのまま使用できるので上手く行くと思いました。

OHSAS 18001とISO45001では何が違うのか?

では、取組み計画の策定のところのポイントですが、OHSAS 18001とISO45001では何が違うのでしょうか?

OHSAS 18001では
OHSAS18001規格の“4.3.1危険源の特定、リスクアセスメント及びリスク管理策の決定”のところで、安全管理の方法(取組み計画の策定)を決定しています。

労働安全衛生リスク評価表とは?

具体的には、危険の発生する活動・製品・サービスのリスク評価を行い、高リスクのものに対応していくことで、安全を確保していこうとしていますね。

一般的には以下のような評価表が使用されていますね。

危険源(リスク発生の可能性のある製品・活動・サービス)を特定して、リスク評価を行い、リスク低減管理策を示して、その残留リスクを再評価し、取組み計画決定するという方法ですね。下段に例示しておきます。

労働安全衛生リスク評価表

ISO45001のその他のリスク及び機会とは?

一方、ISO45001では、OHSAS 18001の上記の要素以外にその他のリスク及び機会(会社の課題、利害関係者のニーズ及び期待、その他システム上のリスク及び機会等)を考慮しなさいとしています。

この部分は、ISO45001の規格でいうところの
“6.1.2 危険源の特定並びにリスク及び機会の評価 ⇒ 6.1.4 取組みの計画策定”
この部分ですね

つまり、ISO45001の方が、OHSMS18001より、より広い範囲を考慮するということですね。
労働安全衛生を確保するというのは、直接的な労働安全衛生だけでなく、会社さんの構造的なもの、周りの環境、システム上のリスクにも目を向けることが労働安全衛生に繋がるということですね。

ここをどう捉えて、システム上どのように表現し、実務上どのように行っていくのかが悩ましいところです。ここをどのように表現するのか悩ましいところです。先ほどの表にねじ込むのも一つの手法かもわかりませんが、多少無理があるような気がします。

実際に安全上のリスク評価(リスクアセスメント)は厚生労働省さん等の指導もあって、比較的どの会社さんも同じような評価表で行われています。
しかし、その他の部分のリスク及び機会の評価はあまりオーソライズされたものが無いのが現実ですよね。

リスク及び機会の評価表の例とは?

今回のケースではこの部分を
「外部及び内部の課題一覧及び評価」
「利害関係者のニーズ及び期待一覧表及び評価」
「不適合一覧及び評価」 : これはシステム上のリスク及び機会がこの部分に捉えられているという理解です。

という形で取っ付き易いようにしてみました。

これらの表では、事象(課題、利害関係者のニーズ及び期待、様々な不適合)を挙げてもらって、重大性を評価、その対策を示して、その有効性を評価、結果目的迄展開するのが妥当か判断してもらう。
当然目標までの展開がなくても取り組む必要があると考えて上がってきた事象が大半なので、取組計画を実行していくのは当然なのですよね。
これらの評価表の事例を参考に揚げておきますね。

外部及び内部の課題一覧及び評価

利害関係者のニーズ及び期待一覧及び評価

不適合一覧及び評価

実際には、いろいろなやり方がありますが、こんなふうに表現しておくと、規格に沿っているし、取っ付き易いし、何となく安心感があると思いませんか?

ISO45001のマネジメント・レビューとは?

OHSAS 18001からISO45001への移行でもう一つ気を付けて頂きたいのは、マネジメントレビューのインプット項目(考慮事項)とアウトプットに含めるべき項目(決定事項)ですね。
OHSAS 18001の項目そのままでは、ISO45001の規格要求事項に合いませんね。特にインプット項目では、前述のことにも関係しているのですが、外部及び内部の課題の変化についての記述がOHSAS 18001にはないものです。後の項目は表現が異なっていますが、内容はあまり変わっていません。

アウトプット項目では、ガラッと表現が変わっているので戸惑いますね。

特に

“労働安全衛生マネジメントシステムとその他の事業プロセスとの統合を改善する機会”
“組織の戦略的方向に対する示唆”

などは何を書けばよいのか戸惑いますよね。

ISO14001:2015等、他のISOシステムに取り組んでいれば別ですが、OHSAS 18001だけに取り組んでおられた組織さんでは、特に戸惑いますよね。

“労働安全衛生マネジメントシステムとその他の事業プロセスとの統合を改善する機会”については、私は

―――労働安全衛生管理が事業プロセス(事業を行っていく上での手順)を阻害することなく、うまくかみ合って行くようにするにはどうしたらよいか(改善する機会)―――

を、記述すればよいと思っています。
例えば、
・インシデントの分析の強化
・緊急事態対応の見直し
などいくらでもありそうですね。

また、“組織の戦略的方向に対する示唆” については、難しい言い回しになっていますが、私は単純に

―――組織内の労働安全衛生問題をどのように改善して行くのか示す―――

を、記述すればよいことだとだと思っています。

例えば、
・ヒアリハットの収集分析に力を入れ、労働安全衛生管理にもっと生かして行こう
・安全衛生に係る優良事業場、団体又は功労者に対する厚生労働大臣表彰を是非とも受賞しよう
などいくらでもありそうですね。

このお客さまでは、多少の表現の訂正、規格項番の関係もあり、マニュアルの記述順番の訂正等はありましたが、管理責任者の方も理解の速い方ですし、マネジメントレビューのインプット項目(考慮事項)とアウトプットに含めるべき項目(決定事項)をきっちり行えば問題ないですね。審査終了後にまた報告させて頂きます。結果が楽しみです。

このように考えると、“OHSAS 18001からISO45001への移行” はそんなに難しいことではないような気がしませんか。

システム上の話は、このようなことですが、このシステムの意図した成果は「働く人の労働に関係する負傷及び疾病を防止すること、及び安全で健康的な職場を提供すること」であり、すべての取組みをこの趣旨沿って取り組んでいくと上手く機能していくように思います。

ご安全に!

ISOコム株式会社 マネジメントコンサルタント 小川 次郎

いかがでしたか?
似ているようで異なるOHSAS 18001とISO45001。

“おんなじだろう”或いは、“全くの別物だ”など、正しく違いを把握して移行させないと、無駄な労力が必要になったり、審査合格後に余計なルールによって業務が増えたしまったりするかも知れません。

そうならないように、OHSAS 18001とISO45001の違いを正しく理解し、そしてあなたの会社の業種を専門的に知っているコンサルタントがいれば、大丈夫。

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