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ISO22000のモニタリングと検証の違いとは

投稿日:2021年9月1日  最終更新日:2024年6月5日

皆さん、こんにちは。ISOコム マネジメントコンサルタントの青森 誠治です。

 

モニタリングや検証という言葉を聞くと皆さんはどのようなイメージを持ちますか?
何となく意味は分かるけれど、違いを説明してと言われると少し難しいですよね。

 

今回はISO22000のモニタリングと検証の違いについてお話しします。

 

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モニタリングとは?

広辞苑で調べてみると、モニタリングは「観測・調査・分析すること。監視すること。」とあります 。

 

また、ISO規格では言葉の定義が決められていて、

モニタリングは「システム、プロセス又は活動の状況を確定すること。

確定のために点検、監督又は注意深い観察が必要な場合もある。」と定義されています。

 

これらは少し分かりにくい表現ですが、

今、目の前で起こっていることをよく見る、測る、というニュアンスが感じられると思います。

 

実際の製造工程に置き換えて考えてみましょう。

 

例えば、ハンバーグの製造工場をイメージしてください。

原料で使用するミンチ肉には色々な病原細菌が存在する可能性がありますので、

安全に食べるためには焼くときに十分に火を通さなくてはいけませんよね?

 

その火の通り具合はどのようにして確かめるのが良いでしょうか?

 

家庭だと菜箸を刺して透明な肉汁が出てくるか確かめる、ということをしますが、

これだとどこまで透明になればOKなのかがはっきりしないので、

食品工場で製造する場合は温度計を刺して中心の温度を計ったり、焼く時のオーブンの温度表示を見て確認したりします。

 

この方法だと何℃だったら大丈夫、というように基準がはっきりしますね。

今焼いているハンバーグに火が十分に入ったかの確認をするために計ったり確認したりする。

この作業がモニタリングなんです。

 

モニタリングした結果は記録用紙に書いておくと忘れなくて良いですね。
安全を保証するためには「記憶よりも記録」が大切です。

 

検証とは?

では、検証とは何でしょうか?

 

広辞苑で検証は「実際に調べて証明すること。

ある仮説から論理的に導き出された結論を、事実の観察や実験の結果と照らし合わせて、

その仮説の真偽を確かめること。」とあります。

 

ISO規格の定義は「客観的証拠を提示することによって、規定要求事項が満たされていることを確認すること」です。
証明や証拠という言葉が出てきますので、

何となく過去に行ったことが正しかったかを調べる、というイメージがしますよね?

 

こちらもハンバーグで考えてみましょう。

 

工場で製造したハンバーグに十分に火が通ったかどうかは非常に大切なので、

製品を出荷する前に本当に火が通っていたかを確認したいと思います

家庭では食べるときにお箸やナイフで半分に割ると中に、

赤い部分が残っていないか確かめることができますが、工場ではそれは確認できません。

 

では、どうすれば確認できるでしょうか?

 

モニタリングのために温度計で計ったり、オーブンの表示温度を見たりした結果は記録しているはずですから、

それを見れば良いですね。

 

十分に火が通っていないハンバーグは、食べるとお腹を壊すかも知れませんので、

記録を忘れていたり、あらかじめ決めた基準まで温度が上がっていない記録が残っていた場合はさぁ大変です。

 

モニタリングの結果はどうだったのか確認し、加熱が不足していた場合はどのハンバーグが、

加熱不足なのかを確認して、出荷しないようにしておきましょう。

 

その他にも、決めた通りの方法で火を通せば、

本当に安全なハンバーグができあがっているかも調べておきたいですね。

 

病原性の細菌がいないかは検査をすれば分かります。

検査は結果が出るまでに数日かかりますので、ハンバーグのように早めに食べて欲しい食品の場合は出荷に間に合いませんし、

検査は製品を潰さなければならないため、検査した製品は出荷できなくなります。

 

ですので、

 

全部の製品を検査するわけにはいきませんので、その日作った分から1つなど、頻度を決めて定期的に確認しておきましょう。

 

工場の衛生管理が不十分だと、病原性の細菌がいなくても、その他の無害の細菌が多くなる場合もあります。
調べた結果はデータ分析をして、何か危険な兆候がないかということも見ておくと良いですね。

 

モニタリングと検証の違いとは?

このように、モニタリングと検証は異なる考え方をする言葉です。

ISO22000規格では安全な製品を製造できているかを確認するために、この二つはどちらも重要な要素です。

 

簡単に言うと、

 

製造作業中に確認するのがモニタリング
製造作業後に確認するのが検証です。

 

規格ではこの二つ以外にも製造作業前に確認する妥当性確認、

というものもありますが、これについてはまた別の機会にお話ししたいと思います。

 

ISO22000では、科学的な証拠をもって製造する製品が安全であることを、確認、証明しなければいけません。

モニタリングや検証の頻度や方法は、

きちんと決めておかなければ安全でない製品ができていても気付けなくなるかも知れません。

でも、過度な確認をしてしまうと作業の効率が悪くなってしまい、

残業ばかりが増えるということになってしまいますので注意してくださいね。

 

そのようなことにならないために、ISOコムでは経験豊富なコンサルタントが、

皆さんの会社に最適なモニタリングと検証の仕組み作りをお手伝いします。

 

むやみに時間をかけて残業を増やすISOではなく、

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