序文解説「プロセスアプローチ」 ISO22000 2018年度版改訂
投稿日:2018年9月28日 最終更新日:2023年5月12日
みなさん、こんにちは!
今日はISO22000(食品安全マネジメントシステム)の2018年度版改訂【序文】についてご説明します。
その中でも「プロセスアプローチ」にフォーカスします。
まず今回のISO22000改正では、従来から求められていたFSMSの4つの要素に、マネジメントシステム(MS)の7原則が追加されました。
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【4つの要素】
①相互コミュニケーション
②システムマネジメント
③前提条件プログラム
④HACCP原則
【MS7原則】
①顧客重視
②リーダーシップ
③人々の積極的参加
④プロセスアプローチ
⑤改善
⑥客観的事実に基づく意思決定
⑦関係性管理
※HLSによりマネジメントシステムであることが強調されました。
理解のポイント「0.3プロセスアプローチ」
0.3.2 Plan-Do-Check-Act サイクル
次の図で示すように、組織のマネジメント全体と、ハザード管理(運用面)の2つのレベルでのコンセプトを用いています。
ここでのPDCAサイクルは次のように表現される。
Plan :システム及びそのプロセスの目標を設定し、結果を出すために要する資源を準備し、リスクと機会を設定し取り組む
Do :計画を実行する
Check:製品及びサービスをプロセス並びにその結果としてモニターし、測定し、検証活動からの情報、データを分析及び評価し、その結果を報告する
Act :必要に応じて、パフォーマンスを改善するための処置をとる
0.3.3 リスクに基づく考え方 <Risk-based thinking>
・リスクについて「不確かさの影響」※という定義が採用。
→意図した結果通りにならない不確かさがあることが及ぼす影響
・リスクの中には、好ましい方へ乖離する場合があり、機会となり得る、と書かれており、計画段階(6章)では、このリスクと機会に考慮することが求められています。
※『3章 用語及び定義』の「3.39 リスク」で定義されているが、その説明のために注記が5つ付けられているが、やはり抽象的。
⇒わかりやすく要約すると「(良くも悪くも)思った通りにならないこと」
その他、ISO22000改訂のポイントはこちらをご覧ください。
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