難易度高め?FSSC22000を取得する方法と流れ
投稿日:2022年1月18日 最終更新日:2024年6月5日
皆さん、こんにちは。
マネジメントシステムコンサルタントの青森誠治です。
今回は、FSSC22000の認証取得の難易度と取得方法についてお話しします。
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FSSC22000の難易度とは?
FSSC22000は難しい、というイメージを持っている方は多いのではないでしょうか?
確かに、FSSC22000はGFSI(Global Food Safety Initiative:国際食品安全イニシアチブ)承認の食品安全認証ですので、
どんな会社でもすぐに合格できる、というレベルのものではありません。
GFSIは世界中の食品安全の認証を評価していて、認証されたものは国際的に通用するレベル、ということになるんです。
ところで、
皆さんの会社はわざと安全でない製品を製造して提供しようとしていますか?
絶対にそんなことはないですよね?
やり方や考え方はそれぞれだと思いますが、
お客様に安心して食べてもらいたい、喜んでもらいたい、と考えながら日々のお仕事をしているはずですから、
そのために色々な衛生管理を行っているはずです。
FSSC22000認証を取るための要求事項は、
言葉遣いが少し難しいので、何だか高度な衛生管理をしないといけないと感じるかも知れません。
でも、よく読んでみると決して難しいものばかりではなく、
会社全体で安全なものを作るために必要な取り組みばかりが書いてありますから、
場合によっては今のままでも十分な場合もあるのです。
例えば、安全な製品を作るためには安全な原材料を仕入れなければいけませんよね。
どんな所から買うのか、どういうものを買うのか、というのは決して行き当たりばったりではなく、
きちんと決まっているはずです。
普段買っているところが欠品だからと言って、
見ず知らずの業者さんから無条件で仕入れたり、何でも良いから持ってきてもらって製造する、
ということはしていないはずです。
そして、信頼できるメーカーさんから仕入れた原材料であっても、
もし賞味期限が切れているなどの不備があれば、連絡して正しいものと交換してもらいますよね?
こういったこともFSSC22000の要求事項に含まれていますから、
原材料はきちんとしたものを買っています、
という会社は特別今までと違う事をしなくてもこの部分の要求事項は満たしているかも知れません。
このように、既に要求事項を満たした取り組みをしている場合もたくさんありますので、
自社の取り組みを振り返ってFSSC22000の要求事項と照らし合わせて確認してみると良いでしょう。
FSSC22000を取得する流れとは?
FSSC22000の認証を取得するためには、審査を受けなければいけません。
審査と言うのは、
皆さんの会社の仕組みがFSSC22000の要求事項を満たしているかどうか、
審査員と呼ばれる人が来て、文書や現場を確認してもらう、というものです。
審査にはステージ1審査とステージ2審査があり、
ステージ1審査では、皆さんの会社の状況を知ってもらうと共に、運用している手順書や記録類を見てもらい、
ステージ2審査に進めるだけの準備ができているかどうか?
どんな準備をしておかなければならないか?という視点で審査してもらいます。
この段階では、まだ全ての要求事項が満たされていなくても大丈夫ですが、
ステージ2の審査までに、十分な準備ができないと判断されてしまうと、この段階で不合格になってしまいます。
ステージ1審査が無事に終わればステージ2審査です。
ステージ1審査とステージ2審査の期間はFSSC22000の場合、
6カ月を超えてはならないという規定がありますし、審査する会社にそれよりも短い決まりがある場合がありますので、
審査をしてもらう会社に事前に確認しておきましょう。
ステージ2審査では会社の仕組みが要求事項に従って運用され、
証拠となる記録が残されているか、そして何よりも仕組みが効果的であるかどうか、を審査してもらいます。
仕組みが効果的というのはどういうことだと思いますか?
FSSC22000は食品安全のための取り組みですから、
食品の安全性を損なうようなクレームや自社で見つけた不具合が起こっていないか、ということが大切です。
そして、もし起こってしまった場合、その根本的な原因を調べ、再発を予防する仕組みが働いていなければいけませんよね。
審査では会社のおかれている社会的な環境、社内の事情なども含めて色々な角度から、
会社の仕組みを確認してもらえますので、自分達では気づかなかった改善点が見つかることがあります。
それは決して悪い事ではなく、その部分を改善していくことによって、さらに良い仕組みにしていくことができるのです。
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今回は、FSSC22000の難易度や取得する方法と流れについてお話ししました。
必ずしも難易度が高い、という訳ではありませんが、
要求事項は様々な項目がありますので、会社全体の仕組みを整えておく必要があります。
そのためにはまず、要求事項と会社の現状とを比べて、
何をすれば良いのか?を確認するところから始めると良いでしょう。
でも、本当に大切なのは、要求事項に適合するだけではなく、
日々のお仕事の中で無理なく運用できるような仕組みを作り、より良い仕組みに改善し続けるということです。
審査に合格するためだからといって、
本当はやっていないことをやっているフリをしたり、記録をごまかしたりするようなことは絶対にしてはいけません。
文書を作っただけ、形だけの仕組みでは労力だけかかって何の意味がないばかりでなく、
本当に大切な管理が抜けてしまい、大きな食中毒や事故を起こしてしまうかも知れませんからね。
FSSC22000を取れば食中毒が起こらない、ということではなく、
要求されることを上手く皆さんの会社に当てはめて、
食品事故のリスクをできるだけ小さくする仕組みを作るということです。
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