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ISOコム通信

FSSC22000のインシデントとは?

2022年7月12日


皆さん、こんにちは。ISOコム マネジメントコンサルタントの青森 誠治です。

ISOコム通信をご覧いただきましてありがとうございます。
今回はFSSC22000のインシデントについてお話しします。

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インシデントという言葉の意味は?

FSSC22000の認証を受けるには、ISO22000の要求事項を満たす必要があります。
その要求事項の中には、「8.4 緊急事態への準備及び対応」とあり、食品安全に影響を与える緊急事態やインシデントに対応しなければならない、となっています。
これはいったいどのようなことなのでしょうか?

食品安全に影響を与える「緊急事態」というのはイメージしやすいと思います。
例えば、出荷した製品で食中毒事故が発生してしまった、商品に表示しているアレルゲンの情報が間違っていた、というような場合を想像してみてください。

そのままにしておくと、被害が拡大したり、食べた人がアレルギー症状を発症したりする可能性があります。
ですので、速やかに原因を調べて対処したり、出荷した商品を回収したりしなければならないので、会社にとっては緊急事態ですよね?

それに対して、「インシデント」というのは何でしょうか?

日常生活ではあまり聞かない言葉ですので、イメージしにくいですね。
広辞苑で調べてみると、「(1)出来事。(2)[operational incidentの略]航空機などの運航障害。」となっています。

航空機トラブルのニュースで「重大インシデント」という表現が使われているのを聞いたことがありませんか?
例えば、離陸した飛行機にエンジントラブルが発生して、出発した空港に引き返した、というような場合などに使われることがあります。
この場合、実際に飛行機事故が起こったわけではないですが、原因調査や再発予防も含めた対処をしなければ、大きな事故につながる可能性がありますよね?

このように、「インシデント」という言葉には、実際に事故につながっている訳ではないけれど、それにつながる可能性が高いような出来事を指すんです。

食品安全での「インシデント」とは?

では、食品安全での「インシデント」というのは何でしょうか?
いくつか例を挙げると、以下のようなものが考えられます。

・台風により停電が発生して、冷蔵庫などが使えなくなった
・製造現場で製造に不可欠な機械が壊れ、生産を中断しなければならなくなった
・従業員の間でノロウイルスなどの集団感染が発覚した
・近隣で水道管の破裂があって、水道が使えなくなった

このようなことが起こると、安全に製品を製造できなくなってしまいますし、危険な製品ができてしまうかも知れませんよね?

有名なハインリッヒの法則では、「1件の重大事故があれば、その背後に29件の軽度の事故があり、300件のインシデントが潜んでいる。」と言われます。

例を挙げた以外にも、自社にとって考えられる「インシデント」というのは何なのか?
もし発生した場合はどのように対処しなければならないのか?
万が一に備えて、正しく想定して、対策を決めておきたいですね。

ただし、300件のインシデントに対して対応マニュアルを作成するのは難しいので、発生の可能性や発生した場合の重大性などを考慮して、どのような事態をインシデントとするのかを、食品安全チームで話し合ってみてください。
自分達で決められない場合は、外部のコンサルタントの活用も有効です。

「インシデント」にはどのように対応するのか?

もし、インシデントが発生した場合、速やかに、適切に対応しなければいけません。
対応の遅れや間違った対応をしてしまうと、被害が広がり、たくさんのお客様にご迷惑をおかけしますし、会社の評判が悪くなって、大きなダメージを受けてしまいますよね。

そうならないために、対応手順では、いつ、誰が、何を、どのようにするのかを明確にしておきましょう。

社外からのクレームなどで情報が入る場合、社内発見で情報が入る場合それぞれを想定し、社内での連絡体制や、すみやかな対応ができる役割分担、すべきことの明確化をして、被害を最小限にできる手順にしておきたいですね。

また、手順を作ったら終わりではない、ということにも注意してください。

作った手順を担当者が把握していなかった、書いてある手順に間違いがあった、分かりにくくて時間がかかった、というようなことがあってはいけませんので、実際に発生したことを想定して、対応の訓練をしておきましょう。

訓練をした後は、反省会をして振り返り、対応が手順通りにできたのか?決めた手順は正しかったのか?より早く、適切に対応できるように工夫できることはないか?などの視点でおきましょう。

今日はFSSC22000のインシデントについてお話ししました。

インシデントを正しく想定して、適切な対応手順を作っておくことは非常に大切です。

もし、自社のメンバーで手順を考えるのが難しい場合や、作った手順が本当に有効なものなのかどうか不安な時は、外部のコンサルタントなど、第3者を活用することもお勧めです。

ISOコムでは、経験豊富なコンサルタントが、考えておくべきインシデントや、その対応方法を分かりやすく解説したり、手順の訓練の立ち合いをしたりして、有意義なインシデント対応手順の作成をお手伝いします。

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