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ISOコム通信

FSSC22000における外部・内部の課題と具体例

2022年8月9日

皆さん、こんにちは。ISOコムです。
ISOコム通信をご覧いただきましてありがとうございます。
今回はFSSC22000における外部・内部の課題と具体例についてお話しします。

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外部・内部の課題とは?

「外部・内部の課題」と言うのは、ISO22000:2018の4.1項の「組織及びその状況の理解」という要求事項に出てくる言葉です。

要求事項には

「組織は、組織の目的に関連し、かつ、そのFSMSの意図した結果を達成する組織の能力に影響を与える、外部及び内部の課題を明確にしなければならない」
と書かれています。

これは一体どういう意味なのでしょうか?

FSSC22000は、安全な製品を製造するための仕組みです。

しっかりとした仕組みを作って運用していくためには、自社の状況に適した仕組みを作る必要があります。

どのような経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報など)があるのか、それらの資源を上手く活用できているのか、といったことを把握しておかないと、無駄の多い仕組みになったり、上手く運用できなかったり、という問題が発生してしまいます。

また、会社というのは世の中の色々なところと繋がりを持って活動するものですから、一度作った仕組みはいつまでもそのままで良い、とは言い切れませんから、定期的に見直しをする必要があるんですね。

外部の課題の例とは?

では、外部の課題というのは、具体的にどのようなことがあるのでしょうか?

例えば、2020年から新型コロナウイルスの流行によって、社会の情勢や生活様式は大きく変わりました。

飲食店が自粛要請で閉まっていて家庭内での食事の機会が増えたり、人との接触を減らすためや感染拡大を予防するために観光を控えたりした方も多いと思います。

ビジネスでもテレワークが推進された、商談がWebでできるようになった、といった変化も見られますね。

コロナ禍が食品製造業界へ与えた影響は良い面も悪い面もあり、飲食店は苦戦をしている一方、中食や持ち帰り用のお惣菜が売れるようになった、外出でお金を使わなくなった分、少し贅沢なものをお取り寄せした、というような変化もありますので、

そういった会社は非常に売り上げが伸びているという例もあります。

また、最近では様々なものが値上がりした、戦争の影響で物資が流通されにくい、という状況も出ています。

そのような大きなできごとだけでなく、自社で製造している製品の売れ行きはどうなのか、競合他社はどのようなところがあるのか、業界の情報や世間のトレンドはどうか、といったことも把握しておくと良いですね。

内部の課題の例とは?

内部の課題というのは会社内の状況の把握です。

運営をするために十分な人数がそろっているのか、人数だけでなく知識や経験をもった人材が育っているのか、会社の商品開発力や営業力といった部分に課題を感じている会社もあります。

働く世代が減っていたり、採用が売り手市場になっているなど、人材確保をしにくいという状況もありますが、人が足りないというのが常態化すると、決められたルールが運用されなかったり、「どうせ無理だから」という意識が芽生えてしまい、

改善をする意欲をなくしてしまったりすることもあります。

そのような事にならないように、採用活動と教育の強化や、効率よく仕事ができる仕組み作りを考えておきたいですね。

その他、工場の建築から時間がたって老朽化が進んでいる、設備の更新が追いついていないといった設備面のことや、製品の不良率や歩留まりが悪くなっている、内部監査や現場の衛生チェックで指摘が増えてきている、

といったことも食品安全に影響を与える内部の課題の一例です。

外部・内部の課題を把握して、ビジネスに活かしましょう

これらの外部・内部の課題によって自社の食品安全に影響する良い状況や悪い状況の両方はどのようなものがあるのか、というのを見極める必要があります。

例えば、巣ごもり需要で急に製造量が増えた場合、それに対応する体制が整っていないと、製造スケジュールに無理が出る、従業員の採用や教育が追いつかなくなる、などの原因でミスが発生しやすくなることがあるかも知れません。

悪い影響は減らすように計画立てて取り組みをしなければいけませんし、逆に良い影響は、それをどんどん活用するようにしておきたいですね。

外部・内部の課題についての要求事項が書かれた4.1項というのは、規格の要求事項の最初に書かれています。
(1章は適用範囲、2章は引用規格、3章は用語及び定義、となっています)

つまり、ISO22000やFSSC22000に取り組むときに、まずはそれを理解する所から始めましょう、ということであり、これは他の品質や環境に関するISOのマネジメントシステム規格でも共通して採用されています。

ビジネス以外でもそうですが、何か目標を持って活動する時に、現在地を知っておくことは大切なことですからね。

とは言え、いざ自社の状況把握をしようとしても、どのような課題を上げれば良いのか分かりにくいですよね。

そんな時は業界内でつながりのある会社に聞いたり、業界外でも情報交換できる会社があれば、そこに聞いたりすると良いでしょう。
もちろん、外部のコンサルタントに聞いてみるのも良いかもしれません。

今日はFSSC22000における外部・内部の課題と具体例についてお話ししました。

きちんと外部・内部の課題を把握して、それに見合った取り組みをしておかなければ、環境の変化に対応できずに事故が発生したり、法令違反による行政指導などコンプライアンス違反を引き起こしたりするかも知れません。

ISOコムでは、経験豊富なコンサルタントが、皆さんの会社にぴったりな仕組み作りをサポートすると共に、外部・内部の課題を把握するのお手伝いを実施しています。
ISOの審査員資格を持ったコンサルタントも多数在籍していますので、安心してお任せください。。

審査に合格するだけでなく、自社の状況に適した、本当に意味がある取り組みができるようなサポートに興味がある方は、今すぐご相談ください。

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