ISO9001 2015年度版 外部内部の課題の決定とは
投稿日:2016年9月2日 最終更新日:2024年7月11日
こんにちは!
ISOコム株式会社 芝田 有輝です。
今回は、ISO9001 2015年度版 外部内部の課題の決定とは について、
お話ししてみたいと思います。
では早速、いってみましょう!
ISO9001 2015年度版では、4.1項 組織の状況に、組織の外部内部の課題を決定することを要求しています。
弊社のコンサル例では、お客様の事業環境の以下の点についてヒアリングし、一枚の帳票にまとめます。
◼︎外部課題
国内、国外、業界、顧客、競合他社、関連法規制等の変化から今後懸念される事項
◼︎内部課題
組織の経営資源(人、設備・機械では測定器、資金、情報、作業環境、人の心身の健康等)の変化から今後懸念される事項
ここから、リスク(放っておくと悪化する状態)と、機会(取り組むことで改善される状態)を評価し、
対応するための計画を決めていきます。
既に事業計画書や中期経営計画書等があれば、話は早くなりますが、ない場合でも、
通常、事業計画書や中期経営計画書等、今後会社を継続していくためにどんな懸念があるのか、
どんなチャンスがあるのか、そのためにどう対応すべきかは、経営層の頭の中にお持ちのことが多いので、ご心配は要りません。
ただ一方で、コンサルティング中に経営層にヒアリングしてみると、営業面、受注面の課題が多くなりがちです。
また、20も30も課題が出てきて、部門が、品質目標以外に取り組む課題がたくさん増えてしまうこともあります。
こんな時には、
『喫緊の課題で、かつ重要なもの』
『良品の継続供給をすることに対する距離感』
というフィルターをかけ、優先順位をつけることで整理できます。
急ぎでないものはそのまま残しておいて、できる環境になった時点で取り組むのもオーケー。
現実と理想とを上手く調整する必要がありますね。スパンを1年から3年にすることもできます。
課題によりますね。
参考にご覧下さい。改正の変更点と要求事項。
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