解説「組織の状況」 ISO22000 2018年度版改訂
投稿日:2018年10月2日 最終更新日:2023年5月12日
みなさん、こんにちは!
今日はISO22000の2018年度版改訂の【組織の状況】についてご説明します。
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4.1 組織及びその状況の理解
組織の目的に関連し、かつ、食品安全マネジメントシステムの意図した成果を達成する組織の能力に影響を与える、外部及び内部の課題を決定すること。
【理解のポイント】
・顧客に食品安全を提供し、顧客満足を得るために、組織が置かれている状況、組織の位置付けを把握し、顧客ニーズの把握や、理念、ビジョン、製品サービスを明確にした食品安全マネジメントシステム(FSMS)の構築が必須要件。
・その把握、理解は、海外、国内、地域、地方を問わず、法令、技術、競争、市場、文化、社会、経済の環境、サイバーセキュリティー及び食品偽装、食品防御及び意図的汚染と、組織の知識及びパフォーマンスを含む、内部・外部の課題を検討することによって、容易になり得る。
⇒ 組織を取り巻く状況を理解した上で、組織の目標(短期、中期、長期目標)を決定する。
4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解
次の事項を明確にしなければならない。
a) FSMSに密接に関連する利害関係者
b) FAMSに密接に関連する利害関係者の要求事項
【理解のポイント】
・このタイトルの意図するところは、
a)組織の固有のFSMSを構築、運用するに当たり、顧客の要求事項に対する対応 だけでなく、組織を取り巻くすべての利害関係者(いわゆるステークホルダー)を明確にして、そのニーズや期待を考慮することが重要だと示している。
(利害関係者とは、顧客、オーナー、株主、社員、仕入先、銀行家、提携先、等)
b)製品やサービスに関する要求事項のみでなく、関係するすべての法令(食品衛生法、JAS法、都道府県条例、施行規則など)を明確にする必要がある。
⇒FSMSの適用範囲を決定するには、必要不可欠な情報です!
4.3 食品安全マネジメントシステム(FSMS)の適用範囲の決定
FSMSの適用範囲を決定するとき、次の事項を行うこと
a) 4.1に規定する外部及び内部の課題を考慮する
b) 4.2に規定する要求事項を考慮に入れる
4.4 食品安全マネジメントシステム
規格の要求事項に従ってFSMSを確立し、継続的に更新、改善すること
【理解のポイント】
・適用範囲とは、規格の要求事項の実現に対して、組織の責任と権限が及ぶすべての範囲のこと。要求事項を一貫して提供できるよう、すべての要求事項を考慮して決定する。
・旧版では「文書化」と「文書化された手順」が明確に区分されていたが、新版では「文書化された情報」に集約。
・マニュアルの作成はあえて要求していないが、FSMSを効果的に維持管理、改善するためには、マニュアルの作成が有効であり、文書化した情報の管理は必須である。
その他、ISO22000改訂のポイントはこちらをご覧ください。
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