解説「計画」リスク及び機会への取り組み ISO22000 2018年度版改訂
投稿日:2018年10月18日 最終更新日:2024年7月11日
みなさん、こんにちは!ISOコムです。
今日は、ISO22000の2018年度版改訂の【計画】についてご説明します。
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6.1 リスクと機会への取り組みとは?
6.1.1 FSMSを計画する際、組織は内部・外部の課題と利害関係者のニーズと期待を考慮し、
以下のために取り組むべき対応を決めておく
a) FSMSが、狙い通りの結果を達成できるという確信を与える
b) 望ましい影響(機会)を増大する
- c) 望ましくない影響(リスク)を防止、低減する
- d) 継続的改善を達成する(PDCAを回す)
【理解のポイント!】
・リスクと機会という概念は旧版になく、今回追加された。
・FSMSの予防処置的概念は、FSMS全体を通して、リスクに基づく考え方Risk Based Thinking)を採用することで示される。
6.1.2 次の事項を計画する。
a) 6.1.1で決めたリスクと機会への取り組み
b) 次の事項の実施方法
1)その取り組みとFSMSプロセスとの統合、実行
2)実行した取り組みの有効性判断、評価
6.1.3 リスクと機会に取り組む際は、次と整合すること。
a) 食品安全要求事項への影響
b) 提供する食品とサービスの適合性
C) フードチェーン内の利害関係者の要求事項
【理解のポイント】
⇒リスクに基づく考え方(Risk Based Thinking)を根底に置いてFSMS計画(PDCAのP)を実施する。
6.2 FSMSの目標及びそれを達成するための計画策定とは?
6.2.1 組織は、各部門、機能、階層においてFSMSの目標を立てること。
その際は次の6項目を満たすこと
①食品安全方針との整合、②測定可能、③食品安全要求事項を考慮(法令、規制、ニーズを含む)、④モニタリングと検証、⑤伝達、⑥必要に応じた維持、更新
6.2.2 FSMSの目標をどう達成させるか計画するときに、以下を考慮する。
①実施事項、②必要な資源、③責任者、④完了時期、⑤結果の評価方法
6.2.3 FSMSへの変更の必要性が生じた場合、計画的に変更し、伝達しなければならない。次を考慮すること。
①変更目的と得られる結果、②FSMSの完全性の継続、③変更に効果的な資源の利用可能性、④責任と権限の再分掌
【理解のポイント】
⇒目標を設定し、責任者を決め、達成手段を考え、変更が生じた場合の対処方法を決めておくこと、と規定されている。
その他、ISO22000改訂のポイントはこちらをご覧ください。
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