外部・内部の課題。ISO9001審査対応で気をつけること3つとは?
投稿日:2015年11月2日 最終更新日:2024年6月5日
こんにちは!
ISOコム芝田有輝です。
今回は、外部・内部の課題。ISO9001審査対応で気をつけること3つとは?について、お話ししてみたいと思います。
規格改正(改定)した、ISO9001では、『内部・外部の課題』という言葉が出てきます。
これ、何なんでしょうか?
これまでのISO9001では、
『要求を守って、良品・良質なサービスを継続して顧客に届けて、お客様満足を上げましょう』
ということが、取り組みのメインとなる目的でした。
今回の改正(改定)でも、ここは変わっていません。
しかし、その前段が大きく変わりました。
4.1 組織及びその状況の理解
組織の目的及び戦略的な方向性に関連して、品質マネジメントシステムの意図した結果に影響を与える外部および内部の課題を決定する。
簡単に言うと、次の3つがポイントです。
①組織(あなたの会社)の事業目的に対する、外的事業環境と、社内的な課題を決める。
②組織の事業を続ける上での戦略に対する、外的事業環境と、社内的な課題を決める。
③上記①②を加味して、
要求を守って、良品・良質なサービスを継続して顧客に届けることを通して、お客様満足を上げるには、どうしたらいいのかを決める。
つまり、ISOにわざわざ言われなくても、普通、経営層の方が考えていることではないでしょうか。
審査でいうと、これまで経営層インタビューで聞かれているようなことですね。
そこで、
『これが課題です』
ってお答えいただいたら、
審査員としては、
『では、その課題に対する手立ては何か打っていますか?』
という質問をかえすやり取りになっていきます。
ということで、
経営層の皆様には、トップインタビューでは、現実的な外部・内部の課題を話していただきたいと思います。
自らおっしゃったことが、その後の部門審査で、要求事項としてのしかかってくる場合があり得るということです。
ということは、 対策は次の3つになります。
①経営層は、現実的なビジョンや課題を話す
②上記①を達成できるよう、関連する部門の活動に落とし込んでおく
③部門の活動を、経営層が把握できる場を設定してレビューしていく
夢は、大変重要です。
ただ、監査の時には少しご慎重に。
審査員によっては、全部真に受けて、後で部門審査が混乱することもあり得るのでご注意を。
いかがでしたか?
内部・外部の課題を正しく理解しないと、ISO9001の審査は右往左往して混乱しかねません。
ISOコムのコンサルタントは、審査でスムーズに答えられ、あなたの会社に役立つための、わかりやすくて使いやすい仕組みを伝授します。
きっと、社長が考えていることを社員が見えるようになり、社長は、自分一人で抱えていたことを社内で共有でき、もっと実現が早く確実になることでしょう。
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