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ISO22000とは?わかりやすく簡単に解説!

投稿日:2024年10月21日  最終更新日:2024年10月18日

ISO22000とは?わかりやすく簡単に解説!

皆さん、こんにちは。

ISOコム マネジメントコンサルタントの青森誠治です。

 

今回は、ISO22000がなぜ必要とされるのか?取得すると仕事にどのような影響があるのか?という疑問を、わかりやすく簡単に解説します。

 

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そもそもISOとは何?

ISOとはInternational Organization for Standardization(国際標準化機構)の略称です。

標準化というのは製品やサービスなどについて「それが何なのか」という基準を定めることで、

ISOはその基準を決めるための機関です。

 

標準化されていると生活や仕事をする上で便利なことがたくさんあります。

 

例えば海外旅行に行った際、日本で作ったクレジットカードで買い物ができますが、

これはカードのサイズや読み取る仕組みが海外でも同じだからです。

決して偶然同じものになったわけではなく、決められた基準があり、

それが守られているので私たちは安心して旅行することができます。

 

また、ビルなどで見かける非常口のマークもISOで形や色使いが決められています。

いざ、という時に必要な標識なので、誰が見ても非常口がどちらなのかがすぐに分からないと、意味がありませんね。

 

このように色々なものに基準が決められていて、

その基準の種類によって「ISO(数字)」というように番号が決められています。

代表的なものは、工場で排気ガスや排水などで、環境に悪い影響を与えないように管理するISO14001や、

製造業で品質を安定・向上させるために管理するISO9001などがあります。

 

ISO22000の対象業種とは?

日本国内で、ISO22000の取得が多い業種を以下にご紹介します。

食品加工業、飲料製造御油、乳製品製造業、冷凍食品製造業、調味料製造業、菓子製造業、パン製造業、レストランチェーン、ケータリングサービス、食品卸売業、倉庫業、コンビニエンスストア、水産加工業、肉製品製造業、製粉業、包装材製造業、食品輸送業、農業法人、給食サービス等。

 

つまり、食品を製造する業種だけでなく、生産、製造、加工、流通、包装、輸送、保管、包装材製造など、食品に係るサプライチェーンに広く適用され、認証されていることが分かると思います。

 

ISO22000とは?簡単に解説すると・・

前回のブログでISO22000は、安全な食品を製造するためのものだとお話ししました。

 

当たり前のことですが、食べ物は安全でなければいけません。
食べてお腹を壊してしまうようなものや、ガラス片などの硬い異物が混ざっていて食べたら、

口の中を切るような食べ物が販売されては困りますよね?

 

そうならないように「きちんと」気を付けて製造をする必要がありますが、

「きちんと」という言葉の意味は人によってバラバラです。

 

皆さんも何か頼まれごとをして「きちんと」やったつもりだったのに「きちんと」していない、

と言われてしまったことはありませんか?

自分にとっての「きちんと」と、相手にとっての「きちんと」が同じでないと、

このようなことが起こりやすくなります。

 

食品を製造するときにそのような問題が発生しないように、

安全な食品を作るための「きちんと」を決めておく必要があり、これが決められているのがISO22000です。

 

ISO22000の要求事項とは?

ISO220000の要求事項のポイントは、以下のようになります。

1.食品安全方針の確立:トップマネジメントが食品安全方針を定め、従業員に伝える。

2.食品安全リスクの管理:食品事故のリスクを分析し、対応策を決めて実行、管理する。

3.食品安全チームの設置:食品安全チームを作る。

4.文書化と記録の管理:食品安全の手順書を作り、記録を残す。

5.トレーサビリティの確保:原材料から最終製品まで追跡可能な仕組みを構築する。

6.不適合品の対応:安全基準に満たない製品に対処する手順を作り、実行する。

7.従業員の教育訓練:食品安全に関する教育訓練を従業員に行う。

8.内部監査の実施:ルールや手順通りに運用しているかチェックを行い、問題があれば仕組みを改善する。

9.マネジメントレビュー:経営層や工場長等が定期的に仕組みを見直し、改善する。

10.継続的改善:食品安全の仕組みを定期的に見直し、改善を行う。


ISO22000を取得するメリットとは?

ISO22000を取得する最大のメリットは会社が儲かる(出るお金が少なくなる)、ということです。

何故でしょうか?

それは次の3つの効果によるものです。

 

①安全な食品が製造できる

ISO22000は安全な食品を製造するためのものです。

原材料を仕入れてから販売するまで製造工程で決まり事を守り、

会社全体の仕組みをより良くしていく取り組みが必要です。

食べた人がお腹を壊したり、硬い異物が混ざっていて口の中を怪我したりすると、

場合によっては数日間営業ができなくなってしまいます。

 

また、お客様に謝りに行ったり、販売済みの商品を返してもらったり、

まだ販売していない商品を捨てたり、同じ失敗をしないように作業のやり方を工夫したりする必要があります。

売上が下がるだけでなく、本来なら払わなくて良いはずだったお金がいらなくなります。

 

②仕事が効率化・見える化ができる

ISO22000を取得するためには会社でのルールや作業のやり方を決め、働く人全員が守らなければいけません。

人によってやり方が違うと、不良品ができる、同じ商品でも品質が違う、といった問題が発生しやすくなります。

 

不良品をそのまま販売するわけにはいきませんので、

捨てなければいけない場合や、販売できてもB級品として販売しなければいけない場合が出てきます。

 

そうなると会社の売上は下がりますし、注文されている商品をそろえるために、

作り直さなければいけないのでその分のコストが余計にかかりますし、仕事の効率も悪くなりますね。

 

また、仕事のやり方が決まっていると、

新人さんが入ってきたときに教える上司や先輩も教えられる新人さんも分かりやすいですよね。

 

仕事のやり方も同じになり、安心して仕事に取り掛かれるので、ミスも少なくなり、そ

のためのコストもかからず、仕事の効率も良くなります。

 

③会社の評判が良くなる

ISO22000を取得すると、安全な食品を効率よく製造する仕組みが、「きちんと」作られている会社だということが、

伝わりやすくなります。

会社のイメージが良くなり、お客様や取引先も安心して商品を買えるので、売上が上がります。

そうなると働いている人はやる気が出て、ますます会社が良くなり、良い効果がたくさん現れます。

 

まとめ

今回はISO22000が必要とされる理由と取得するとどうなるか、というお話でした。

 

取得すると様々なメリットが得られ、会社が儲かり、今よりも良い会社になることが期待できますので、

是非挑戦してみてください。

 

次回は、ISO22000でどのように食中毒や硬い異物による怪我を予防するのか、

具体的な方法を挙げてお話ししたいと思います。

 

ISO22000要求事項のポイントを正しく理解し、

会社でホントに守れる仕組みを作っておかないと、食べたお客様の命に関わるような事故につながったり、

そこまでいかなくてもクレーム対応等で色んなお金が出ていってしまうかも知れません。

 

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 YouTube動画でも解説しています!ぜひご覧ください。

ISO22000とFSSC22000の違い

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