FSSC22000とは?わかりやすく簡単に解説!
投稿日:2021年12月7日 最終更新日:2024年10月8日
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FSSC22000とは?わかりやすく簡単に解説!
皆さん、こんにちは!
今回はFSSC22000とは何なのか?という疑問を、極力難しい言葉を使わずに説明します。
この動画は、FSSC22000の読み方から、審査制度、取得までに実施すべきこと、 取得のメリットなどをわかりやすく説明し、FSSC22000取得をご検討の方、 今後取得を予定されている方を対象に、ご準備の一助としていただくことを目的としています。
FSSC22000とは何?
以前に、こちらのブログで「ISO22000とFSSC22000の違い」についてお話ししましたが、
FSSC22000とはFood Safety System Certification 22000の略です。
直訳すると「食品安全システム認証」で、安全な食べ物(動物の飼料やペットフード、食品を入れる包装容器なども含みます)を製造するための仕組み作りの認証です。
日本語の読み方では「エフエスエスシーニマンニセン」と読みます。
私たち人類にとって、どういう食べ物が安全なのか?というのは各国の法律で少し決まりが異なる場合がありますが、基本的には世界のどこに行っても変わりません。
でも、「この食べ物は安全です。」という説明を世界中の色々な国の人にする場合、言葉や文化の違いもあるので、簡単ではありませんよね。
そのような場合に役に立つのが「認証」という仕組みです。
FSSC22000の場合は、オランダにあるFSSC22000財団が開発した認証の仕組みで、国際食品安全イニシアチブ(GFSI:Global Food Safety Initiative)という団体によって承認されています。
GFSIは、世界にある色々な食品安全の認証を、その認証を取るために必要とする企業の取り組み内容を比べて評価しています。
GFSIに承認されたものであれば、どの認証であっても安全管理する仕組みができています、という意味になり、FSSC22000以外にもSQF、Global G.A.P、JFS-Cなどがあります。
このような認証があれば、自社の製品の安全性がアピールしやすくなりますね。
FSSC22000は、2022年6月時点での登録数は世界で約29,144、日本で約2,998件あり、令和2年度に農林水産省が行った調査では、取得している第三者認証では地方公共団体によるHACCP認証に次いで2番目に多い結果となっています。
(食品製造業におけるHACCPに沿った衛生管理の導入状況実態調査結果について 令和2年度 農林水産省HPより)
FSSC22000認証に必要なこととは?
では、FSSC22000の認証を取るためには何をしなければいけないのでしょうか?
まず、「要求事項」と言われる、認証を取るためにやっておかなければならない決まり事に取り組みます。
詳しい内容は、次回のブログでお話しする予定ですが、FSSC22000の要求事項は以下の3つのパートから構成されています。
(1) ISO22000
(2) PRP(前提条件プログラム) に対する技術仕様書
(3) FSSC 追加要求事項
これだけ読んでも何をすれば良いか分かりにくいですよね?
では、安全な食品を作るためには、何が必要でしょうか?
実際に食品を作るために、例えば
・どんな原材料を使うのか?
・どのような作りかたをするのか?
・道具や機械は何が必要か?
・誰が作るのか?作るためには技術や経験が必要か?
・間違った作り方をしたらどうなるか?食中毒になったりしないか?
・作る場所をきれいにするために何をしないといけないか?
・安全な原材料を仕入れるためにはどうすれば良いか?
といった色々なことを具体的に決めなければいけません。
その他にも、会社ではたくさんの人が働きますから、全員で協力して安全なものを作るためには、
・全員が安全なものを作る、という意識をもつための会社の方針
・何を目指して仕事をするかという具体的な目標
・決めたルールや目標が守られているかを確認する方法
・お客様からの意見やお叱りをきちんと聞き、社内に伝える方法
・仕事の振り返りをして、問題があるところは見直すための方法
・会社の現状に合わせて仕組みをより良く変えていく方法
といったことも決めておく必要がありますよね。
これらは、当たり前のように感じる取り組みかも知れませんが、誰がやっても同じようにできる仕組みを作って毎日続けていくのは意外と大変です。
やり方を考えて、やってみて、振り返りして、改善して、を繰り返すことがFSSC22200の認証を取るために必要なんです。
この仕組みができれば、認証機関と呼ばれる社外の人たちに自社の仕組みをチェックしてもらいましょう。
このチェックで要求事項に対応できていて、安全な製品を作り続けるための仕組みができていると認められれば認証が得られます。
FSSC22000の認証メリットとは?
先ほどもお話しした通り、FSSC22000の認証を取る、というのは会社外の人たちに認めてもらえる仕組みを作ることです。
認証をもらえれば、自社の製品の安全性が高くなることはもちろんですが、効率的に製造することができたり、自分たちの仕事に自信がもてたり、人が育ったりするなど、会社や働く皆さんにとって良い影響がたくさんあるはずです。
実際に取り組んだ会社の方から、FSSC22000の認証を取ったら会社が良くなったよ、というお声もたくさんいただきます。
まとめ
ただし、会社の現状に合わない無理な仕組みを作ってしまい、ルールはあるけれど誰も守ってくれない、ということになると大きな品質クレームや食中毒事故が発生してしまうかも知れません。
また、審査の前に慌てて記録を見直したり、遅くまで残業して書類を揃えたり、製品の安全性が高まらずに余計な手間だけ増えてしまいます。
ISOコムでは、経験豊富なコンサルタントが認証の合格に必要で、皆さんの会社にとって最適な仕組み作りをお手伝いします。
また、既に認証を取っているけれど運用が上手くいかない、というお悩みの解決のために仕組みのスリム化も行っています。
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