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FSSC22000とは?わかりやすく簡単に解説!

投稿日:2024年12月7日  最終更新日:2026年6月17日

FSSC22000とは?わかりやすく簡単に解説!

皆さん、こんにちは!

今回はFSSC22000とは何なのか?という疑問を、極力難しい言葉を使わずに説明します。

この記事では、FSSC22000の読み方から、審査制度、取得までに実施すべきこと、 取得のメリットなどをわかりやすく説明し、FSSC22000取得をご検討の方、 今後取得を予定されている方を対象に、ご準備の一助としていただくことを目的としています。

 

FSSC22000とは何?

FSSC22000とはFood Safety System Certification 22000の略です。

直訳すると「食品安全システム認証」で、安全な食べ物(動物の飼料やペットフード、食品を入れる包装容器なども含みます)を製造するための仕組み作りの認証です。

日本語の読み方では「エフエスエスシーニマンニセン」と読みます。

 

私たち人類にとって、どういう食べ物が安全なのか?というのは各国の法律で少し決まりが異なる場合がありますが、基本的には世界のどこに行っても変わりません。

でも、「この食べ物は安全です。」という説明を世界中の色々な国の人にする場合、言葉や文化の違いもあるので、簡単ではありませんよね。

そのような場合に役に立つのが「認証」という仕組みです。

 

FSSC22000の場合は、オランダにあるFSSC22000財団が開発した認証の仕組みで、国際食品安全イニシアチブ(GFSI:Global Food Safety Initiative)という団体によって承認されています。

GFSIは、世界にある色々な食品安全の認証を、その認証を取るために必要とする企業の取り組み内容を比べて評価しています。

 

GFSIに承認されたものであれば、どの認証であっても安全管理する仕組みができています、という意味になり、FSSC22000以外にもSQF、Global G.A.P、JFS-Cなどがあります。

このような認証があれば、自社の製品の安全性がアピールしやすくなりますね。

 

FSSC22000は、2022年6月時点での登録数は世界で約29,144、日本で約2,998件あり、令和2年度に農林水産省が行った調査では、取得している第三者認証では地方公共団体によるHACCP認証に次いで2番目に多い結果となっています。


(食品製造業におけるHACCPに沿った衛生管理の導入状況実態調査結果について 令和2年度 農林水産省HPより)

FSSC22000認証に必要なこととは?

では、FSSC22000の認証を取るためには何をしなければいけないのでしょうか?

まず、「要求事項」と言われる、認証を取るためにやっておかなければならない決まり事に取り組みます。

FSSC22000の要求事項は以下の3つのパートから構成されています。

 

(1) ISO22000

食品安全マネジメントシステムの土台(HACCPの仕組みなど)

 

(2) PRP(前提条件プログラム) に対する技術仕様書

ISO22000よりさらに具体的な「衛生管理のルール」(手洗い場、清掃、害虫駆除の具体的な基準など)

 

(3) FSSC 追加要求事項

近年のトラブルに対応するための追加ルール。特に重要なのが以下の3つです。

・食品防御(フードディフェンス):意図的な毒物混入などを防ぐ仕組み(カメラ設置や施錠管理など)

・食品偽装(フードフラウド):産地偽装などを防ぐための仕組み

・アレルゲン管理:アレルギー物質の交差汚染を防ぐルール

 

これだけ読んでも何をすれば良いか分かりにくいですよね?

では、安全な食品を作るためには、何が必要でしょうか?

 

実際に食品を作るために、例えば以下のような色々なことを決める必要があります。

・どんな原材料を使うのか?

・どのような作りかたをするのか?

・道具や機械は何が必要か?

・誰が作るのか?作るためには技術や経験が必要か?

・間違った作り方をしたらどうなるか?食中毒になったりしないか?

・作る場所をきれいにするために何をしないといけないか?

・安全な原材料を仕入れるためにはどうすれば良いか?

 

 

その他にも、会社ではたくさんの人が働きますから、全員で協力して安全なものを作るためには、以下のようなことを決めておく必要があります。

・全員が安全なものを作る、という意識をもつための会社の方針

・何を目指して仕事をするかという具体的な目標

・決めたルールや目標が守られているかを確認する方法

・お客様からの意見やお叱りをきちんと聞き、社内に伝える方法

・仕事の振り返りをして、問題があるところは見直すための方法

・会社の現状に合わせて仕組みをより良く変えていく方法

 

これらは、当たり前のように感じる取り組みかも知れませんが、誰がやっても同じようにできる仕組みを作って毎日続けていくのは意外と大変です。

やり方を考えて、やってみて、振り返りして、改善して、を繰り返すことがFSSC22200の認証を取るために必要なんです。

 

この仕組みができれば、認証機関と呼ばれる社外の人たちに自社の仕組みをチェックしてもらいましょう。

このチェックで要求事項に対応できていて、安全な製品を作り続けるための仕組みができていると認められれば認証が得られます。

 

「ISO22000」との決定的な違い

よく「ISO22000と何が違うの?」というご質問をいただきます。

簡単に言うと、「ルールの具体性と厳しさ」が違います。

ISO22000は「衛生管理をしっかりやってね」という大枠の指示ですが、FSSC22000は上記でお伝えした「PRP」や「追加要求事項」があるため、「防犯カメラはついているか?」「アレルゲンは完全に分離して保管しているか?」など、より具体的で高度な対策が求められます。

そのため、大手スーパーや大手食品メーカーとの取引では、ISO22000ではなくFSSC22000が必須条件になるケースが増えています。

 

FSSC22000の認証メリットとは?

1.大手企業や新規顧客との取引拡大(取引条件をクリアできる)

2.クレームや製品回収(リコール)リスクの大幅な低減

3.従業員の衛生意識・モラルの向上(ルールが明確になるため)

 

先ほどもお話しした通り、FSSC22000の認証を取る、というのは会社外の人たちに認めてもらえる仕組みを作ることです。

認証をもらえれば、自社の製品の安全性が高くなることはもちろんですが、効率的に製造することができたり、自分たちの仕事に自信がもてたり、人が育ったりするなど、会社や働く皆さんにとって良い影響がたくさんあるはずです。

実際に取り組んだ会社の方から、FSSC22000の認証を取ったら会社が良くなったよ、というお声もたくさんいただきます。

 

当社のお客様の事例

元々ISO9001を取得済みのお客様がFSSC22000を取得するということで、当社でコンサルをさせていただきました。

その際も感想もご紹介しておきましょう。

 

「FSSC22000を取得する過程で、食品安全をきんと認識する機会になった。食品安全を一から教えてもらい、若いメンバーも参加して参加者がしっかりと学ぶことができてよかった」

「ISO9001の基礎はあったが、FSSC22000を学んでいくときにゼロベースで携われたことは結果的によかった。最初は、直接工場に来ていただいて、各々の質問を丁寧に答えていただき、理解度が深まった。」

 

このように、当社のようなコンサルに取得のサポートをしてもらうことで、自社だけではわからない気付きやサポートを受けることが可能です。

 

取得までの期間とスケジュール

「どれくらいで取れるの?」というのもよくある疑問です。

企業の規模や現在の衛生状態にもよりますが、概ね「8ヶ月~1年程度」を目安にしてください。

結構時間がかかるので、これからFSSC22000を取得しようと考えの方は余裕をもって計画を立てましょう。

 

Step 1(1~3ヶ月):現状分析・ルールの策定(今のルールとFSSCのギャップを埋める)

Step 2(4~6ヶ月):現場への落とし込み・運用(実際に新しいルールで動いてみる)

Step 3(7~8ヶ月):内部監査(自分たちでルールの抜け漏れをチェック)

Step 4(9~12ヶ月):審査機関による本審査(第一段階・第二段階)→ 認証取得!

 

取得にかかる費用感

1.審査費用(審査機関に支払う費用)

企業規模や工場の広さによりますが、数十万~百数十万円程度が目安です。

 

2.コンサルティング費用(当社のようなコンサル会社に支払う費用)

自社だけで取得を進めるのは非常に難易度が高いため、多くの方がコンサルタントを利用します。こちらもサポート範囲によって変動します。

※設備投資(手洗い場の改修やカメラの設置など)が別途必要になる場合もあります。

当社の費用例はこちらをご覧ください。

 

取得後の「維持」と「更新」について

認証は「取って終わり」ではありません。

食品安全レベルを維持するために、年に1回の維持審査(サーベイランス審査)と、3年に1回の更新審査があります。

少し大変に感じるかもしれませんが、これがあるからこそ「安全な会社」という信頼を保ち続けることができるのです。

 

まとめ

ということで、今回はFSSC22000についてわかりやすく解説しました。

FSSC22000も大変ではありますが自力で取得することは可能です。ただし、会社の現状に合わない無理な仕組みを作ってしまい、ルールはあるけれど誰も守ってくれないということになると大きな品質クレームや食中毒事故が発生してしまうかもしれません。

また、審査の前に慌てて記録を見直したり、遅くまで残業して書類を揃えたり、製品の安全性が高まらずに余計な手間だけ増えてしまいます。

 

ISOコムでは、経験豊富なコンサルタントが認証の合格に必要で、皆さんの会社にとって最適な仕組み作りをお手伝いします。

また、既に認証を取っているけれど運用が上手くいかない、というお悩みの解決のために仕組みのスリム化も行っています。

「自社の場合はどれくらいの期間と費用がかかるの?」「今の設備のままで取れる?」などのお悩みもまずはお気軽にご相談ください。

興味を持たれた方は今すぐお問合せフォームからご相談を!

 

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