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ISOコム通信

ISO45001について 第18回 「システムの運用と維持」

2018年10月29日

【この記事の執筆者】小川次郎

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こんにちは、ISOコム マネジメントコンサルタントの小川 次郎です。

ISOコム通信にアクセスしていただき、ありがとうございます。

 

お話の前にJIS Q 45001発行についてお知らせします。

JIS Q 45001が 2018年9月28日に発行されています。

詳しくは「一般社団法人日本規格協会」のホームページ「ISO45001特設ページ」を参照してください。

URL:https://www.jsa.or.jp/iso45001sp

 

前回は、「システムの有効性及び必要性」についてお話させていただきました。

 

“少しでも管理すること(労働安全衛生の管理システムに取り組むこと)で、度数率、強度率は極端に小さくなる。”

ということでしたね。

 

理解していただけたと思います。今回は「システムの運用と維持」についてお話をさせて頂きます。

 

システムを維持していくとは?

 

維持していくのは、簡単に言えば、組織で実施した事に対して、今までお話しして来た事に沿って見直していくということです。

 

システムなのだから当たり前のことですよね。簡単といえば簡単なことですよね。

 

ざっとおさらいをしてみましょう。具体的には以下のようなことを行っていけば良いのではないでしょうか。

 

  • イ)外部及び内部の課題を見直す
  • ロ)働く人及びその他の利害関係者の関連するニーズと期待を見直す
  • ハ)適用範囲に問題が無かったか見直す
  • ニ)トップマネジメントは、リーダーシップ及びコミットメントを実証する
  • ホ)労働安全衛生方針を見直す
  • ヘ)組織の役割、責任および権限に問題が無かったか見直す
  • ト)全ての階層及び部門の働く人及び働く人の代表による協議の場(安全衛生協議会等)の意見及び決定を生かしていく。
  • チ)リスク及び機会を見直す
  • リ)新たな危険源がないか検討する
  • ヌ)法的要求事項及びその他の要求事項(順守義務)を見直す
  • ル)取組みの計画に問題が無かったか見直す
  • ヲ)部門及び階層において実施してきた目標を見直す
  • ワ)継続的改善に必要な資源を見直し、見直した結果を決定、提供する
  • カ)必要な力量に問題が無かったか見直す
  • ヨ)働く人に、OH&Sマネジメントシステムに関して再認識をさせる。特に新規参入者に対して認識させる
  • タ)内部及び外部のコミュニケーションに問題が無かったか見直す
  • レ)文書化した情報の管理システムに問題が無かったか見直す
  • ソ)箇条6(計画)で決定した取組みを実施するために必要なプロセスに問題が無かったか見直す(危険源の除去及びOH&Sリスクの低減、変更の管理)
  • ツ)緊急事態への準備及び対応に問題が無かったか見直す
  • ネ)モニタリング、測定、分析及びパフォーマンス評価のためのプロセスに問題が無かったか見直す
  • ナ)順守義務の順守を評価し、必要なら処置をとる
  • ラ)内部監査を実施する
  • ム)OH&Sマネジメントシステムをレビューする
  • ウ)改善の機会を決定し、必要な取り組みを実施する

 

こうして並べてみると結構たくさんあるものですね。これらが出来ればシステムは維持されていくはずです。

 

しかし、このシステムの究極の目的(OH&Sマネジメントシステムの意図した成果)、すなわち

—“働く人の労働に関係する負傷及び疾病を防止すること”

及び“安全で健康的な職場を提供すること”—

 

を達成する為に最も重要なことは、いかにインシデントをシステムに反映していけるかということだと私は思っています。

 

システムを維持し、継続的改善を行っていくうえでインシデントの反映は非常に重要なポイントです。

「インシデント」とは、発生した事故、ヒヤリハット的な事象、ヒヤリハットまでも行かないミスも含めた、問題事象のことです。

 

事故が発生すると、法的な問題もあり、被災者への責任、社会的責任、組織内の責任問題も発生します。だから、どこの組織もそれなりに対応を行い、反省もし、対策をたて、システムに生かせていきます。

 

しかし、前回にお話した通り、組織の規模にもよりますが、それほど事故の発生は多くはありません。まして、事故が発生してから対応策を考えるのも本末転倒のような気がします。

 

このシステムの成功の秘訣は自らの組織内に起こっている“ヒヤリハット的な事象、ヒヤリハットまでも行かないミスも含めた問題事象”を如何に収集して、システムに反映し事故防止に繋げることができるかにかかっているといるのではないでしょうか。

 

このシステムの成功の秘訣を理解して頂けましたでしょうか。

 

次回はこの“ヒヤリハット的な事象、ヒヤリハットまでも行かないミスも含めた問題事象”の収集の事例を示したいと思います。 楽しみにしていてください。

 

 

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